物語のなかをぐるぐる廻る

すきなものをならべていく

ミュージカル『ヤングフランケンシュタイン』が笑えて楽しくて最高だった

ミュージカル『ヤングフランケンシュタイン』があまりによかった。あまりによかった。めちゃくちゃ面白くて、いっぱい笑えて、こんなに満足したエンタメは久しぶりで大興奮で、終わってしばらくアドレナリンが出すぎていて走り回りたくなったくらい最高でし…

わたしの愛すべき「浪費」と、ちょっとお金で失敗した話

今日、友人が書いた本が出版される。 浪費図鑑―悪友たちのないしょ話― (コミックス単行本) 作者: 劇団雌猫 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2017/08/08 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る もとはこんな感じの大変おしゃれな同人誌で、その最初の…

祖父母のいない家への帰省

もう誰も住まない祖父母の家に久々に行った。 家主であった祖父と祖母は亡くなってしまい、家族に残されたのは「後片付け」と「様々な手続き」だった。それらは全て、母と母の姉妹が1ヶ月に2回ほど集合して少しずつ進めているので、わたしは普段は関係なく過…

「してもらう側」になれない話

それなりに長くつきあっている恋人が初めての一人暮らしを開始して、遊びに行ったときのことだった。「きれいにしてるでしょ?」という言葉の通り、その部屋には遊び程度しか余計なものはなくすっきりとしていて、水廻りも文句なく綺麗だった。 広いベランダ…

『東京タラレバ娘』が最高で最高で最高だった

『東京タラレバ娘』という、平成の少女漫画史に残る問題作がある。連載途中で吉高由里子さん、榮倉奈々さん、大島優子さんという女優陣を中心にしてドラマ化もされてますます話題になったけれど、そもそも1巻が出たとき、連載が始まったときから、日本中のア…

俺マン2016を発表する

今年も開催されました、俺マンガ大賞2016。 俺マンについて – #俺マン2016 特設サイト 全体の集計はこれから発表されますが、個人的に選んだものを今年も少しばかり。 わたしの俺マン2016!どーん! 兎が二匹/山うたカカフカカ/石田拓実ダンス・ダンス・ダ…

2016から、2017へ。

2016年が終わって、2017年が来る。今年は冬休みが短く感じる。今日でもう終わりだなんて、なんだか信じられない。今年も、また1年を振り返ってみる。 2015年はとにかくぼんやりした印象で、何もなかった気がしたけど、2016年はとにかく派手な年だった気がす…

不思議な選択肢の話

今日は絶対超早く寝ます!!なんて言って会社を出てきたのに、ドラマ逃げ恥があんなラストを飾るから、何か書かずにはいられなくなってしまった。エッセイでも小説でもない、昔ブログに書いていたような私事を。 逃げ恥のドラマで何度も出てきたシーンが、最…

どんなモテメソッドも敵わない、いちばん確かな優しさのかたち『富士山さんは思春期』

ハラハラドキドキのバトル、どんでん返し、謎が謎を呼ぶミステリー! そういった起承転結の激しいストーリーがなくても、私たちを魅せてくれる表現がある。ひとつひとつのコマの持つ意味にときめいてしまう、じっくり、じんわりな青春未満を描いた『富士山さ…

この夏のわさび活動が大変満足だったことを報告します

小さい頃から「好きな食べ物は?」と聞かれるたび困っていた。 トマトは好きだったけど、一番か? と聞かれると困ってしまう。我が家では誕生日に好きなものを作ってもらえたけれど、弟がいつも「餃子」と即答する中で(もはや途中から聞かれてすらいなかっ…

大雑把女子と童貞男子の不毛な、いや、実りあるバトルに注目!『カレは女とシたことない。』

作品を構成する要素がパズルのようになっているとしたら、そのすべてが妙にかちっとはまるみたいな、気持ちの良い作品にたまに出会う。こんなこと言うのはおこがましいかもしれないけれど、それは作品や著者と「気が合う」みたいな感覚で、私にとって都陽子…

映画『怒り』を見て取り憑かれたように考えたこと

映画『怒り』を見てきた。10月2日日曜日のお昼、歌舞伎町奥のTOHOシネマズ新宿で。クライマックスのところでは自分の心臓の音が手を当てずとも分かるほど緊張したし、エンディングの頃には浅い呼吸しかできなくなって、川村元気とか坂本龍一とかのクレジット…

『夕暮れライト』みたいに、帰りたい家があるっていいな

ごくごく普通のなんの変哲もない家に生まれて、わたしにとって家は、「帰りたい場所」だったかというとそうでもない気がする。むしろ、学校とか遊びとか、「行きたい」の気持ちの方が圧倒的に強くて、思い入れのほとんどは家の外にあった。今の一人暮らしの…

大切な人に贈りたい、まるで球体のような美しく完璧な全11巻『四月は君の嘘』

「あまり知られていないニッチな作品を少しでも広めること」はレビューを書くときにやりたいことのひとつではあるけれど、名作中の名作というのもまた、書いておきたくなる。『四月は君の嘘』はそんな作品だ。まるで球体のような、美しい映画のような、完璧…

タイでの性別適合手術の一部始終のやさしい衝撃、『僕が私になるために』

話題の『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』のタイトルが多くの人に衝撃を与え興味をひいたように、「性」に関することは、やはり関心分野として強いのだと思う。同じ性別同士でも他人と同じかどうかは確かめづらいし、異性となればもっと謎だらけとい…

死にたいと願う不死身の女性が出会った特別な悲しみ――『兎が二匹』

読むたび何度でも鳥肌が立つ作品がある。山うたさんの『兎が二匹』。孤独と寂しさを抱えた二人の物語だ。 不老不死の体を持ち、398年生き続ける女・すず。彼女と同居している青年・サクの日課は、彼女の自殺ほう助だ。首を絞めたり、刺したり、サクは毎日泣…

「天国に一番近い恋」は、涙もカラフルに見えそうなくらいの元気をくれる『きょうのキラ君』

『アオハライド』『オオカミ少女と黒王子』などなど、近頃ヒット連発の少女漫画の映画化。次の作品として映画化が発表されたのがこの作品、『きょうのキラ君』。山下智久さん・小松菜奈さんによる『近キョリ恋愛』に続いて、みきもと凛先生2回目の映画化だ。…

自分に構築された考え方とひたすら向き合って戦う10年間――『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』

pixivで話題となった「レズ風俗レポ」が書籍になって刊行されました。わたしはレズビアンではないけれど、pixiv掲載当時、その響きにはなんだか惹かれる気がして、本当に興味だけで覗いたものでした。実際に体験している部分は衝撃的で、ずっと記憶に残って…

知らなかった感情と出会った瞬間を忘れないように――ものや動物の声が聴こえるイノセントファンタジー『ひそひそ』

もういつ知ったか思い出せないけれど、わたしたちが持っているひとつひとつの感情は、最初から持っているものではない気がする。「嫌だ」や「うれしい」はごく幼い頃からあったとしても、「さびしい」「やるせない」「ふがいない」「悔しい」「愛しい」なん…

世界平和に一番近いところ――なんでもないのに、ふたりならではな恋人たちの日常『眠くなる前に話したいことがあと3つあって』

昔と違って今は、雑誌に連載されればほとんどの漫画が単行本となって発売されるから、本になって嬉しい、という感覚はとても新鮮だった。出版社を通していない、バーコードのない本。迷わず通販サイトに飛んで、注文フォームを埋めていた、そんな、ずっとフ…

好きなものにお金を払える幸福のために働いている(KAT-TUN「10Ks!」を買ったよ)

わたしなんかが書かなくても愛も名文も溢れているので、実はKAT-TUNについて書く気はあまりなかったのだけれど、どんなものも後から自分の考えていたことを知れるのは貴重だということを思い出したので、少しだけ書いておく。 KAT-TUNを好きになる日がくると…

2015年勝手にドラマランキング

気づいたら4月になってました。遅すぎるけど2015年に見たドラマまとめ。あくまで見た26作品のみですが、勝手にドラマランキング。好きだった順にご紹介。 アイムホーム(4月期/テレビ朝日) 事故によって直近5年ほどの記憶をなくした男・家路久。回復後、家…

高校俳句部のチーム戦から目が離せない。『ぼくらの17-ON!』がとびきり熱い!

映画『ちはやふる』が大ヒットとなって、話題になっている。そんな今だからこそ紹介したい漫画作品がある。真剣に勝負することだったり、チームの中での立ち位置だったりに胸を熱くした人には是非読んでほしいのが、アキヤマ香さんの『ぼくらの17-ON!』(全4…

『リップヴァンウィンクルの花嫁』の幸福

岩井俊二監督・『リップヴァンウィンクルの花嫁』を見た。4月14日、渋谷ユーロスペースにて、18時半の回。とても好きな映画だった。 すごくよかった。できることなら騒音なんて浴びず、満員電車にも揉まれず、少し静かな夜の街を歩いて帰って、そのまま寝て…

舞台『イニシュマン島のビリー』で古川雄輝を好きになった

舞台『イニシュマン島のビリー』を見てきました。4月7日19時の回。世田谷パブリックシアターにて。 古川雄輝さんの前にまず、とにかくこの作品自体がとてもとても良かった。好きな作品だった。久々に、なんだろう、「エンターテイメント!」ではない「舞台」…

編集スパルタ塾、最終回でした

4月から月2回、1年間通った「菅付雅信の編集スパルタ塾」が、3月22日に終わりました。なんだかまだ信じられない。来週も再来週もまだまだ課題をやっているような気がします。最終回にも一応課題があって、総括としてのプレゼンをしてきました。 【課題】 「…

編集領域を拡張する案をひとつ提案せよ

最後から2回目、実質個々のゲストからの課題は最後という回は、AR三兄弟の川田十夢さんでした。課題は以下。 【課題】 「編集領域を拡張する案をひとつ提案せよ」 参考例は以下、例えば、僕の知り合いの佐渡島庸平という男は、 宇宙兄弟をヒットさせるために…

デジタル技術を使って海外からの旅行者を日本の様々な場所に旅行分散させる方法を考えよ

1年間通った編集スパルタ塾、もう最終回の課題を提出し終わったのだけど、結構意味のある2回だったので、まだ書いていなかった直近2回分についても書いておきたいと思います。 2月23日のゲストは株式会社ライゾマティクスの齋藤精一さん。課題は以下でした。…

チャットモンチーのこなそんフェスではじめて徳島に行ってきた

あっというまに2週間(!)も経ってしまいましたが、2月27日〜29日、チャットモンチーの地元開催フェス「こなそんフェス」に参加するため、はじめて徳島に行ってきました。実は四国初上陸。 チケットは28日だけ取ったので、27日は自分でぷらぷら、29日は公式…

クックパッドユーザーである40代主婦の暮らしを助ける新しいサービスを提案する

2週間ってあっという間ですね。今まさにこのレポートの次の課題が締め切り直前なんですけど、A型なせいか(?)、区切りをつけないと先に進めないのでちょっと書いておこうと思います。 2月9日のゲストは松浦弥太郎さんで、課題は 【課題】 「クックパッドユ…