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俺マン2014を発表する

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2012年から毎年、ネルヤさん主催の「俺マン」こと俺マンガ大賞に参加しています。

 

いつもはTwitterで書くだけなのだけど、今年はせっかくブログを書いてるから、ちょっとこっちで個別タイトルにも触れて2014年を終わります。「俺マン」は“「今年自分が面白いと感じた作品を紹介する」以外の明確なレギュレーションもなし。”ということなので、2014年にわたしが読んで面白かったものを、自由きままに挙げました。(集計ありがとうございます……)

発表!どーん!

マイルール的にハッシュタグ含めて140字以内でやりたいと思ってるので、最後5タイトルくらいでものすごく悩みました。そもそも今年読んだ漫画は全部で306冊。そりゃあ迷うよね……。

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ブクログ画面。圧倒的に漫画しか読んでない

そんな中で今年選んだものたち。やっぱり選ぶって自分の好みを明るみにしますね。

やっぱり男の子がかっこいい漫画は最強だ

少女漫画っ子としてはここは外せないんだと何度も思い知らされました。巴衛があり得ないほどかっこいい神様はじめました、蔵之介があり得ないほどかっこいい海月姫、個人的には圧倒的に馬村くん派のひるなかの流星、個人的には圧倒的に菊池くん派のアオハライド。リンク的にはまったく優しくないと知りながらそれぞれがかっこいい表紙をピックアップしてみました。(ひるなかはね、先生と一緒の7巻の馬村くんも捨てがたかったんだけど、ほら、先生と一緒じゃ意味ないでしょ?)
前者ふたりはちょっとカリスマ的才能がある感じですが、後者ふたりは誠実で冷静なんだけど負けがちなタイプ。おとなしそうに見えて本気出してくるとか、そういうところにものすごく弱いんだなと……。ヒーローの考察はそのうちやりたい。

神様はじめました 13 (花とゆめコミックス) 海月姫(9) ひるなかの流星 6 (マーガレットコミックスDIGITAL) アオハライド 11 (マーガレットコミックスDIGITAL)

男女ふたりの関係のバランスにときめく

上のと若干の違い。もちろん上の4つも女の子も好きなのだけれど、こっちのほうが「どっちも好き!!きゃー!!」ってなるものかな、と。女の子の可愛さは重要ですね。とくにわたしはアイドルとか、女の子の可愛さで日々生き延びているので……。ここに挙げたいのは入谷くんとすばるちゃんのふたりがめちゃくちゃかわいい『うそカノ』、もう言うまでもないくらい大人気のラストゲーム。どっちも恋愛に対して不慣れ感があって、そのうまくできない感じからくる初々しさがすごい。大人になっちゃうとここには戻れない!というかこんな瞬間なかった!笑 けど、やっぱり一定の憧れはあるものだなあー。ラストゲームは最初のほうは「そんなに固執しなくても」って思ってた気がするんだけれど、その粘りのおかげで最近の戸惑う美琴ちゃんはかなりかわいい。ナイスストーカー!笑

ふたつとはちょっと毛色が違うけれど、関係性がとっても好きなのは中国風ファンタジー×ラブコメ『帝の至宝』。タイトルが一見難しいけどほのぼのなので色んな人に手に取ってほしい。帝が香蘭を大切に思う気持ちがすごくかわいいです。

今年アニメ化もされたそれでも世界は美しいも、姉さん女房のニケと早く大人に見られたいリビのカップルがとても微笑ましいし心強い。もっと一緒にいるところが見たくなるふたり。この段落が全部白泉社だったのが興味深い……!

うそカノ 2 (花とゆめコミックス) ラストゲーム 5 (花とゆめコミックス) 帝の至宝 5 (花とゆめコミックス) それでも世界は美しい 3 (花とゆめコミックス)

ハイテンションに駆け抜けてずっとたのしい

今年最も驚いた少女漫画私がモテてどうすんだ。主人公が腐女子みたいな設定なんとなく苦手意識を持ってたんだけどこれはかなり楽しく読めた。モテてるのに全然興味なさそうでいい。「こんな都合いいことあるかよ!」っていう問いには「だって少女漫画だもん!」とお返ししたい。

同じように都合がいいと言えばいいんだけどそんなことどうでもよくなる漫画がPとJK。ある日であったおまわりさんにJKが恋をするところから始まるのだけれど、話は軽やかな進み方なのに感情の描かれ方は丁寧という絶妙なバランス。いきなり結婚するけど「マジかよ!笑」って理解しちゃえばその後はかなり楽しい。

今最も好きなコメディは『Baby,ココロのママに!ポラリスhttp://comic-polaris.jp/ )という無料のWEBコミック誌の連載作品。大好きな女の子に気に入られるために頑張る主人公がその女の子の親戚の赤ちゃんに気に入られて阻まれたり散々な目にあったりして、でもご褒美も待ってたりする。テンポが良すぎる。ありえないくらい幸せになります。ポラリスは来年もいっぱい読んでいきたい。だから早く電子化して発売してほしい。

なんかとにかく笑いたい!ってときに読みたいのは今年アニメ化もされた月刊少女野崎くん。なんでこんなくだらないことばかり起きるんだろう!?と思いつつそのくだらないことにマジで救われちゃってる自分がいたりします。電車では読めない。でも早く読みたくて開いちゃっていつも後悔します。

私がモテてどうすんだ(1) PとJK(1) Baby,ココロのママに! (1) (ポラリスCOMICS) 月刊少女野崎くん 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE)

一歩ずつ人間関係をつくっていくこと 

上に紹介してきたものにも多かれ少なかれもちろん人間関係はあったんですけど、とくにそこにフォーカスをあてたい作品。ここでも紹介した、歳の差21歳のふたりが恋をしていく『これは恋のはなし』とお互いに持っていないものを大事にしていく『藤代さん系。』。恋愛ジャンルではかなりの傑作だと思う、色鮮やかな『夏の前日』。島の人たちと暮らすことで自分が何かを大事にできることを知るばらかもん。恋愛だったりそうじゃなかったりと関係性はいろいろだけれど、こういう作品は人ひとりと新しく出会うくらいの価値をくれる気がする。知らなかったこと、認められなかったことに出会える。

ばらかもんもそうですが、子どもと大人が出会って変化が起きる作品もやっぱり根強い。個人的には終わり方にやられてしまって涙たっぷり浮かべてしまったflat、そしてファンタジー要素をふくみつつ、ゆっくり成長を描く『ひそひそ』が特に好きでした。

これは恋のはなし(1) 藤代さん系。 1 (マーガレットコミックスDIGITAL) 夏の前日(1)
ばらかもん1巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE) flat 1 (コミックアヴァルス) ひそひそ?silent voice?(1) (シルフコミックス)

 

もうあがってる過去の感想記事。

 

ちなみに2012、2013のわたしの俺マンは以下。これだけでも若干時代移り変わってる……!開催される限りついていきたいと思います!笑

 

集計は、 http://oreman2014.herokuapp.com/ のサイトで随時してくださってます。投票は今日31日まで。結果をみるのもまた楽しみ……!(ほんとにありがとうございます)

特に今年は電子書籍環境を整えたこともあって、今年出た話題作よりも、前からあった話題作や長期連載作品を一気読みした傾向にあったから、話題作はむしろこのマン・俺マンから拾いたい。読むの来年になっちゃうけど…まあ、いつ読むかは関係ないよね!ということで。来年は何冊読めるかな。