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物語のなかをぐるぐる廻る

すきなものをならべていく

表現することって最高だ!- 映画『バクマン。』

映画 漫画のこと

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映画『バクマン。』見てきました、11月1日、TOHOシネマズ渋谷にて。

すごかった。良かったんだけど、良かったというより、気持ち的には「すごかった」! 終わった後心臓がどきどきいってて、息があがってびっくりした。ドンパチやるようなスリル売りの映画じゃないのに。

 

すべての表現手段ってやっぱりすげぇんだ、っていうのが、見ながらずっとずっと思っていたことで、この映画を見てると改めて漫画っていう表現は面白いなって思わされるし、漫画とそれをつくりだすことの面白さを表現するためにこの作品自体にもいろんな表現が散りばめられていて、あまりに好きすぎてどきどきした。

作中に使われたプロジェクションマッピングと、殺陣みたいに漫画を描くところと、エンドロールが特に好き。話の中身よりこの3つのネタバレがない状態で見に行ってほしい。視覚で初めて認識して「あっ」とか「うわー!」って思ったときの感動がすごい。こんなふうにもの作れたら最高だ。

漫画ってかっこいい! っていうのがずーっと通して感じられて、それがめちゃくちゃ良かった。主人公ふたりの連載が初めてジャンプに掲載されたとき、たくさんの人が読んでるシーンが出てきて、それがまったくわざとらしくないのがすごい。電車の中でサラリーマンが持ってる、みんなでたむろして中学生が読んでる、そういう風景を実際に幾度となく見てきたから。学生時代は月曜日は絶対誰かがジャンプ持ってた。
ジャンプって王様で天下でやっぱり特別な存在で、それっていざこうして改めて見ると本当にすごいことで、ジャンプのバックナンバーとかコミックスとかが随所に映るたび「うわ〜〜」ってなってしまう力があって、その「ジャンプってすげー!」っていう尊敬の気持ちがそのまま映画に溢れていて、あー、最高だ! って泣きそうになる。

この現場は楽しかっただろうなあと何度も何度も思った。佐藤健さん神木隆之介くんのタッグもとても良かったし山田孝之さん良すぎたし、美術もCGもみんな最高のもの作ってるぞって思ってただろうなぁって。ものづくりの現場ではきっとそれ以上いいことはなくて、あー憧れる、いいな、こういうのなんだよ! って思いっぱなしだった。ジャンプに一度でもハマったことある人にはかなりおすすめだし、ジャンプのみならず漫画が好きなひとにもおすすめだし、クリエイティブとか映像とか好きな人にもおすすめ。少しでもものを作る人は、「こんなふうにもの作りたいんだ」って、この中身と映画に、二重に思うと思う。

 

あまりに良くて、エンドロールまで良かったから、これが舞台なら立ち上がって拍手するのに、ってすごく思った。映画としてめちゃくちゃ工夫された表現の作品だからもちろん映画で良いんだけど、あまりにも直接伝えられないの、すごくもどかしい!

もう一度見たいしメイキング絶対見たい。入ってたらDVD買ってしまう。原作もまた読み直したい。


「バクマン。」予告 - YouTube