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物語のなかをぐるぐる廻る

すきなものをならべていく

東京を海外の人に宣伝するためのweb動画を考える

実はもう2回前のことになってしまいましたが、全部残しておきたいので書きます。
11月10日、この日の課題は

「東京を海外の人に宣伝するためのWEB動画を考える」
課題提出はパワポですが、必ず、企画の内容と絵コンテを付けてください。
「(WEB動画の)理想は1分。長くても3分。」を基本に考えてください。

で、とにかくずっと、東京、東京、そして嫌でも「オリンピック」を頭の片隅に置く2週間になりました。

寿司、桜、歌舞伎、相撲、浅草、みたいなものは絶対に違う、だからといってアニメ、メイドカフェ、はもっと違う。わたしがもし外国から来た友人を案内するとしたら秋葉原にはいかないし、寿司くらい食べに行ったとしてもそれらのオンパレードにはしない、と思ったので、もっと、都市としての東京が伝わるもの、と思って、考えたのはポルトガル料理とタイ料理の2軒にいくストーリー系の動画でした。

海外の人に宣伝するからといって、個人向けとは限らないわけで、東京の「都市力」みたいなものが、世界の中の日本の特徴を位置付けるものとして伝わらないか、と思っていました。それでいて、動画を見た普通の人もちょっと気になって、日本人も嬉しくなるもの。わたしは住んでいたヨーロッパでは色んな街に行ったし、アジアもいくつか旅行したけれど、東京はそのどことも違って、愛してると言えるくらい東京が大好きで、それをそのまま伝えることをしたくて。それでやっぱり東京が魅力的なのは、飽きないことだと思ったんです。

会社から行ける範囲のランチでも、洋食、イタリアン、そば、うどん、お好み焼き、ハンバーグ、焼肉、インドカレー、韓国料理、サンドイッチ、タイ料理、寿司、中華と選びたい放題で、毎日いても飽きずに暮らせて、電車に乗ればさらに選択肢は広がるし、ギリシャ料理だってペルー料理だってあって、探せば高クオリティなものを食べられる。全てにおいて東京の水準の高さは類を見ないレベルだと思っていて、なんでもあるし、ロサンゼルスの次の進出都市が東京だったりする。わたしはそういうところをほんとに、尊敬していて。例えばこの間行ったアイスランドはすごく素敵なところだったけれど、街は下北沢くらいの大きさしかなくて、ここに何年も住んでいると東京の人とは物欲が違うんだろうなと思って、わたしは、東京にいてよかったと思ったんです。コンサートや舞台も圧倒的に多い。この機会の多さとクオリティの高さ。

ただ、そこまで考えて、一方で、いくらクオリティが高いと言っても、ムラはあるだろうなと思ったんです。現地の人も100点満点! というお店も確かにあるだろうけど、わたしは日本で食べたベルギーワッフルがベルギーワッフルじゃなくてとても悲しかったし、でもそれは確かにある程度の美味しさだったから。イタリア人や中国人から見たら日本ナイズドされていることも多いだろうなと想像して、それで、ポルトガル人エレーナが日本でポルトガル料理を食べて故郷に帰りたくなるというシーンと、ポルトガル人も日本でタイ料理を楽しむという2本をつなげました。ベルギーにいたとき、日本食やさんは確かにありがたい存在だったし、だけど完璧ではなくて、日本に帰りたくなる理由でもあったから。

ただ、これは深読みしすぎだったというか、2本あることで矛盾が生じているし、1本目は下手すると東京を下げてることにもなっている、とご指摘いただいて、そのとーりです! と、「一概には言えない複雑さ」を多くの人に伝える媒体で表現しようとするのは100年早かったし正解じゃなかったなと思いました。惜しかった。でも、自分の感覚を頼りにするのはとても良いし、良いところの羅列とかではなく感情に訴えるタイプのものになっているとも言っていただけたので、自分としてはあと一歩だったなという感覚で、ここから練る、誰がみても落ちるものまでやりこむように、まず目を磨かなければ、と思いました。東京のいいところ紹介みたいにはなっていなかったから、及第点と思えて嬉しかった。

 

今回は、実はこれまでで一番「好き」な回でした。不躾な言い方かもしれないけれど、この人、好きだ、って。やさしい衝撃を受けたというか、最初に講義してくださった「企画脳のつくりかた」でも、受講生のプレゼンへのコメントでも、すべての言葉が脳にカチッとはまるような正確で配慮にあふれているもので、とにかく気持ちよくて、ずっとこの人の話を聞いていたい、と思っていました。この日の最初と最後に話してくださったことを一生懸命メモしたページはきっと一生生きる気がするし、こんな人がいる会社に行きたいと初めて思いました。実際の仕事のなかでついていきたいと思う先輩には出会えていないから、すごく羨ましかった。坂道を登っていくと高いところに行けて、登山ルートの別のところから似たような人たちに出会う、って仰っていたから、わたしも諦めずに登りたい。
またお会いしたいな。

 

今回企画で撮影をご依頼したいなと仮想していた市橋織江さん。ラブ。

市橋織江 by “QUOTATION

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このあたりは前から気になっていたので読みたい。

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