物語のなかをぐるぐる廻る

すきなものをならべていく

不思議な選択肢の話

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今日は絶対超早く寝ます!!なんて言って会社を出てきたのに、ドラマ逃げ恥があんなラストを飾るから、何か書かずにはいられなくなってしまった。エッセイでも小説でもない、昔ブログに書いていたような私事を。

逃げ恥のドラマで何度も出てきたシーンが、最終回にもあった。抱きしめられた後、勇気を持って自分も腕を回す瞬間。そもそも先に抱きしめている人もそのはずなんだけれど、抱きしめてもらった後でさえ、自分の意思を示すことってすごくすごく勇気がいる。

この間、久々にわがままを言った。堂々としたわがままではなく、思わず逃げ出したくなるような本音。言うときに一歩相手に近づくのが、本当に怖かった。

そんなわがままを言ってまで手にしたものなのに、正しかったのかは、全然わからない。将来後悔する可能性は否定できないし、自分より、相手に後悔させないだろうかと思うと、不安になる。誰かをがっかりさせていやしないかと、それだけが気になる。

何が正しいのかわからない場面は、きっと違うところでまた出て来る。次の選択でも、その次の選択でも、そんなことばかりなんだろうと想像する。だけど、決めてしまって、やってみないと、良さも悪さもわからない。経験する前に、幸せか不幸かなんて知れるはずない。だから、仮面浪人のつもりで入学した大学を愛したように、臨機応変に、自分の状況を分析して、我慢せずに素直でいて、挑戦していくしかない。そのための指針を持っていることが、わたしのちょっとした長所ではなかろうか、と思っている。

困った癖があっても、苦手なことが多くても、落ち込むことがあっても、思うように稼げなくても、傷つくような大病になってもいい。とにかく少しでも幸せになりたい。おこがましくたって構わないから、幸せにしたい。人を幸せにするなんて大層なことができるかと言うとわからないけど、そう思っていることだけは大事にしたい。

みくりが初めて自分の小賢しさから許されたように、ずっと相手にやさしくいたいな。何が刺さるのかは他人なんだしきっと外れるだろうから、できるだけ想像するようにする。言葉を並べてしまうのは悪い癖だし、わたしがあまりにも「幸せな方」「嬉しい方」と言うからうるさく思われていそうだけれど。

お土産を買う相手を失いたくなかった。不思議な選択肢から、好きな人といることを選んだ。なんて言いながら、数ヶ月後には全然違う気持ちかもしれない。先のことはわからないよね。

自分一人で完璧になるのは全然難しいことじゃないけど、相手が存在すると、いきなり難しくなる。一歩一歩を適当にできなくなる。そういうステージに立ちたい時期に来た、と思う。最初はそれが叶わないんじゃないかと思ったけれど、形が想定外だっただけだった。

人生は短いから、できるだけ愛情のある時間が流れますように。