2016年の大好きなアニメたち
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2017年もあと1クールしかない、ということに気がついて、だらだら書いていた2016年のアニメのまとめを焦って投稿します。今頃!笑 もうスルーしてもいい時期だけど、こういうものに後々の自分が助けられることがよくあったので。あとは今、ネットでちょっと前のでも簡単に見られるしね!(言い訳)
数えたら2016年は25本アニメを見てた。全部見たものだけでも。昨年は8本って書いてたからすごい増え方だ。こんなに楽しいことがあったから生き延びられたな。お世話になりました。
まずは1月期。
おそ松さん
前クールからの続き。もう何も言えない。「おそ松さん」がやっていた時期は、精神をこれに握られているのではというくらい動揺したりときめいたりしていた。わたしは腐女子ではないので同人まで漁ったりとかはしていなかったけど、見ながらtwitterで感想を検索して、いろんな人の動揺、全国のうねりみたいなものを見るのが楽しかった。最終回1個手前の嫌などきどきは忘れられない。なんでこんなにアニメに揺さぶられてるんだろう、と自分のことを滑稽に思うくらいだった。あらすじとかは言えない、6つ子がわちゃわちゃやっている、ただそれだけ。
1クールめのはなまるぴっぴも好きだったけど、2クールめのOPも好きだったよ。
そして相変わらずEDもいい。個々のバージョンのフルはちょっとおかしな破壊力があります。
昭和元禄落語心中
落語を愛した人々の人生と狂いの物語。落語家を声優に呼んだのではなく、声優さんが落語をされていて、さすが喋りのプロという、矜持をたっぷり見せてもらった感じだった。特に、菊比古を演じる石田彰さんの色気がすごくて、目をつぶって世界に浸ってずっと聞いていたくなるような調べだった。作品は、後半になればなるほど悔しさも愛情も膨らんで面白く感じる。
また、林原めぐみさんのOPと歌のないEDがすごく美しくてそれも見所。
暗殺教室(2期)
ついに完結。こういう、最後の最後までを綺麗に描いて終わってくれる作品、実はあまりなかったりするのですごく嬉しかった。もうお決まりのベッタベタなシーンでぼろぼろ泣いた。この作品はそれでいいのだ。子どものための漫画雑誌として走り続けるジャンプにおいて、これほど意味深い作品があるの、素敵すぎる。
全然関係ないけど、この人の声好きだなあ〜と思って聞いていたキャラクターのクレジットを見たら島崎信長さんで自分の耳GJと思った。島崎さんの声、やっぱり好き。声という意味でいうと、一松に慣れた後に殺せんせーを聞くと「福山さんたっか」ってなる。
赤髪の白雪姫(2期)
今少女漫画で最も純粋で美しいファンタジーだと思う。誰がなんと言おうとわたしはオビが好きだ。ゼンも好きだけど、オビ、幸せになってくれ……! 原作の雰囲気がとっても忠実に再現されているので、アニメから入った人はぜひ原作も読んでほしい。
僕だけがいない街
悪いことが起きるとき「リバイバル」をする体質を持つ主人公が、過去に戻って悲痛な事件を解決しようとする話。ミステリー要素たっぷり、不穏な空気が常に漂うハラハラし通しの傑作で、アニメに映画と、多様な展開も納得。
このアニメは終盤まではかなり原作に忠実で、絵が綺麗で原作より見やすいくらいだけれど、最後の結末が原作とは違います。個人的には、原作を知ってしまうと、圧倒的に原作の方が美しい終わりだと思う……ので、ぜひ原作も読んでほしい!
この作品と言えば、全体の題字と、各話のサブタイトルのフォントが話題に。こういう工夫大好きです。
おしえて!ギャル子ちゃん
普段は全く見ないジャンルなのだけど、知り合いが関わっていてチェック。1話1話は5分?くらいのショートストーリーで、日常コメディなのだけど、やたら声優さんが豪華(笑)
SUSHI POLICE
謎のショートアニメ。MXの開局20周年作品らしい。寿司を取り締まるポリスの話で、アメリカ的なアニメーション。主題歌がPerfumeとOK Goのコラボ。「こんなの寿司って言えないよ!」ていうのは日本人なら一度は思ったことあるだろうけど、それをどこまで守るべきなのか……。多様化していくのも文化だけど、ちょっと寂しいのもまた事実。まあ、これは範囲広すぎだけれど。
続いて4月期。
ジョーカー・ゲーム
陸軍内に秘密裏に結成されていたという設定のスパイもの。こういうダークな雰囲気の作品は結構好みなのだけど、毎回登場人物が一人ずつクローズアップされる形式で、みんな顔が似ているので、正直言ってあまり区別がつかなくて、スパイなだけあって名前もあまり目立たないものにしてあるしで、毎回「誰だっけこれ?」と確認し、最終的には声優さんの名前で記憶した……。もう少し個性がわかりやすければ、もっと楽しめたなぁという気がする。声優さんはめちゃくちゃ豪華。
文豪ストレイドッグス
4月期と10月期で2期分が2016年内に放送。文豪の名前のキャラクターが、各文豪の作品名等を使用した技を駆使して戦う特殊能力バトルもの。特殊能力×文豪モチーフなんて、厨二感満載だとしてもみんな好きだよねっていう漫画・アニメならではの設定で、大ブーム大ヒットの作品。バトルシーンは迫力もあるしキャラクターが気になると実際の文豪のことを知りたくなったりで奥行きも楽しめる。個人的にはさらっと見られて楽しかった。
くまみこ
山奥に住む巫女のまちと、世話焼きなクマの織りなす日常田舎コメディー、なのだけど、原作大好きなのだけど、このアニメはテンポが遅くて原作の愉快な感じが消えちゃっていた気がする上、最後の方になればなるほどキャラクターの行動が謎になっていって、なんだこれは〜!となってしまった。お願いくまみこの世界観やキャラクターを少しでも好きになった人は原作を読んでください……! はちゃめちゃに可愛いので!!
ふらいんぐうぃっち
魔女が普通に青森にいる話。「魔女」なんて要素が入ってるのに、何にも起きない。笑 魔法ものではなく、ゆるゆる不思議もの。ゆるすぎてゆるすぎて、もう少し盛り上がって欲しかった気もする。でもこれがいいのかもしれない。
7月期。この期は黄金クールだった。2016年好きな作品ベスト5がほぼここに詰まってる。
モブサイコ100
2016年最も好きだった作品。ハマりすぎてもう5回くらい見てる。これまで漫画のキャラクターで惚れ込んだのは『NARUTO』のシカマルと『バクマン。』の平丸さんだったのだけど、その二人をも飛び越える勢いでモブくんが大好きになった。
ワンパンマンのときもそうだったけど、ONEさんの感情の描き方がすごく好きだ。それに加えて、今回は師匠とモブくんの関係性とか、弟やエクボ(変な霊)との関係性が切なかったり可愛かったりで、ずっと見ていたくなってしまう。すぐに敵に立ち向かって、上を目指して戦っていく主人公が多かった中で、ずっと「戦いたくない」って言い続けているモブくんは今の時代に合うヒーローだと思うし彼はきっと誰よりも優しい。好き。2期やってくださいお願いします……!
OPもEDもさらりとカッコよくて好き。
91Days
2016年2番目に好きだった作品。銃で殺し合いばっかりしてるし思わず目を瞑りたくなるシーンもたくさんあるけど、画面も構成も圧倒的に美しくて、最終話でその美しさが完璧になって、しばらくこの世界から出られなかった。
昨日見た91Daysの最終話が良すぎてずっと浸ってしまう
— lebeaujapon (@lebeaujapon) 2017年2月6日
91Daysの余韻が未だに消えなくてなんでこんなに惹かれてるんだろう
— lebeaujapon (@lebeaujapon) 2017年2月10日
ずっと憎しみを抱えて生きてきた人が、殺すために近づいた宿敵のことをどこかでは好きで、認めていて、それは言葉で言うなら「友達」で、だけど、彼が幼い頃に誓った自分がそれを許さない。好きだけど憎しみを消せないって設定だけで切ない。
OPがすごく好き。TK from 凛として時雨さんは初めて聞いたけど、この曲だけでこの作品の世界が全部わかるなってくらいぴったり。たまに気持ちのトーンを落としたいときに聞く。
斉木楠雄のΨ難
2016年で3番目に好きだった作品。大好き。これがやっていたときは、あ〜疲れたなってときに見ていて、なんだかずっと機嫌が良かった気がする。
何より、神谷浩史さんの一人語りが最高。ずっと脳内で思ってることだから一人で説明して一人で突っ込んでいてそのテンポがラジオで音声だけ聞いていたいくらい気持ちいい。個性豊かなキャラクターがいてくれるおかげで楠雄のトークも冴え渡るので周りのキャラクターもみんな大好き。おっふ。2期作られること決定してるので楽しみ。
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン
絵柄でちょっと見るの迷っていたけど、あらすじが面白そうで見てみたら大正解だった。怠け者で戦争嫌いの主人公イクタが、戦況把握と戦略において類稀な才能を発揮していく物語。ただ戦うだけじゃなく、人員や物資を見た知能戦、交渉が出てきてすごく面白かった。
ただ、アニメの最終話の最後、姫に帝国の今後を頼まれて、それはイクタの最も大事な幼馴染のヤトリを守ることとは反対の立場になることを意味していて、意味深な沈黙が流れて、すごく続きが気になったので、ぜひ2期をやって欲しい。きっとこの話はアニメで見せてもらったものの後にもっと壮大な未来があるのだと思ったらわくわくしたけど、原作がライトノベルで手を出しづらいのでぜひアニメで見たい。
不機嫌なモノノケ庵
ある日自分に妖怪が取り憑いたところから妖怪の世界と現世を繋ぐ「モノノケ庵」の手伝いをすることになって……という話。登場人物みんなが気持ちよくてチャーミングで、ちょっとハラハラもする、というちょうどいいテンポの作品で、原作・アニメ共におすすめ。癒される。
バッテリー
志村貴子さんのキャラクター原案がすごく素敵で、特に巧の表情がすごくいい。でもアニメとしてはちょっと進みが遅い感じがした。ずっと同じところにいるような。途中でエンディングが「若者のすべて」になったのが泣きそうだった。夏って、部活って、友達って、相方って、なんでこんなに苦しいんだろ。
はんだくん
「ばらかもん」のスピンオフの「はんだくん」のアニメ化。個人的にはみんなの自意識のねじれによってどんどんくだらないことが起きているだけなので「ばらかもん」本編の方が好き。笑 でも島崎信長さんは最高です。
orange
高野苺さんのタッチが独特の柔らかさだからアニメになるとちょっとアニメっぽさが際立つけど、元のストーリーがすごくよくできた骨組みなのでワンクールできっちり美しく完結する作品。原作にかなり忠実なのでどちらかから入ったらどちらかでいいかも。
最後、10月クール。
ユーリ!!! on ICE
フィギュアスケートアニメ。フィギュアファンとしては絶対見たいと思って珍しく放送と同時に見ていた。体型が変化しやすく自信もなくて、グランプリファイナルでぼろ負けした日本の男子選手が、憧れの選手にコーチについてもらって金メダルを目指す物語。
個人的には所々にあらかじめBLを意識してるように見えるシーンがちらつくのと、外国選手がやたらナルシストばかりなのが気になったけど、概ね面白くて、勝つのか負けるのかハラハラしたし、フィギュアの振りのシーンはすごく綺麗だった。第1話で一人で滑る主人公と大会で滑る主人公がシンクロしていくシーンが本当に良くて震えた。
ディーンフジオカさんのOPが結構好き。
舟を編む
ずっとゆっくり進んでいるように思えるのに、たまにびりびりっと心の奥底を震わせてくる、引っ掻いてくる作品。特に、身軽で器用だけど何にも熱中しないように見えた西岡がどんどん辞書作りに思い入れていく過程と、そこから離れた時の切なさがすごかった。こういう人がもっと認められて報われてほしいよ。櫻井さんと神谷さんの二人のやりとりが最高。OPの岡崎体育さんも最高。
響け!ユーフォニアム2
ユーフォ2期。2期は学年の半分が昨年ごっそり退部したという2年生の問題、あすか先輩の問題がメイン。これは1期をみてからがおすすめ。
あすか先輩は本当に食えないというか底が見えない人だけど、そこに果敢に向かっていく久美子がいい。
うどんの国の金色毛鞠
原作が大好きなので、アニメになると肝心のポコがあんまり可愛くないのがちょっとがっかり。地元を飛び出して都会で働いていた宗太が帰省したときにたぬきのポコと出会って少しずつ柔らかくなっていく話。個人的には原作を読んでほしい!
私がモテてどうすんだ
オタク女子の主人公が推しキャラの死を悲しみすぎて引きこもったら激ヤセし、超絶美少女になって男子達から言い寄られる……という乙女ゲーム展開。原作は少女漫画だけどカラッと笑える。アニメになるとオタク感が余計に増してるのでちょっとこってりかもしれない。笑
3月のライオンは2017年にまとめる。
長かった〜!2017年の記事は早めに書くぞ。