物語のなかをぐるぐる廻る

すきなものをならべていく

編集スパルタ塾、最終回でした

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4月から月2回、1年間通った「菅付雅信の編集スパルタ塾」が、3月22日に終わりました。なんだかまだ信じられない。来週も再来週もまだまだ課題をやっているような気がします。最終回にも一応課題があって、総括としてのプレゼンをしてきました。

【課題】

 「この一年間で学んだ上で考えるあなたなりの編集の定義と、あなたが編集力を使って、いかに世の中に貢献出来るかを説明せよ」

ゲストは塾の教室となっているB&Bを運営されている博報堂ケトルの嶋浩一郎さんと、numabooksの内沼晋太郎さん。最後だしなんだかんだハッピーみたいな感じかと思いきや、結構ちゃんと駄目出しがあるスパルタっぷりでした。

わたしが(文字通り)ぶつけたのは以下。もうこのスライドを貼ればこれ以外は言うことないってくらいのものにできた気がするし、嶋さんが拍手喝采してくださって、菅付さんにも「あなたは好きなものとそうじゃないものがはっきりしてるけど、好きなものを拡張していくことはまさに編集だから」って言っていただいて、すごく嬉しかったです。この日は順位はつかず賞もなかったけど、盛り上がり方では一番を取れたような気がしました。

 

年間通じた各回の得点合計では1番にはなれなくて、4位という2番目ですらない結果だったのでもっと安定感も習得したいなと思う一方で、内沼さんにも「ホームランバッターは良い」と言っていただいたので、自信を持ってやっていきたいなと思います。ゲスト賞は最多4回いただけて、何度かは記憶に残れたかなと思うので、よく頑張ったなあと珍しく自分を褒めたいです。一度も欠席せずに毎回出たし、どんなに遅刻しても課題も出したし、12万円自腹で出した分絶対に一度も手を抜かないって決めていたので、それは達成できたと思います。

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ノートはずっととりつづけてた

 

最初、塾に通い始めたときに、「無駄なもの、くだらないものってなんなのさ」って記事( 自分の感性を疑いたくなる、という話 - 物語のなかをぐるぐる廻る )を書いていて。今回、1年通じて得意なものにも不得意なものにも触れた結果、自分が「くだらなくない」と思うものを信じられるようになったことが、地味に個人的には収穫で、誰かに何か言われることに怯えることなく、好きなものに全力投球していいんだっていう気持ちになれたら目の前が晴れていくような気がして、やりたいことがあるようで定まっていなかったわたしにとって、本当に、出会うべくして出会った、必要な機会だったと思います。

そして面白かったのは、すごい人たち(=ゲストの人たち)は、みんな知り合いだったりすること。業界も仕事もかぶってないのに、普通に友達だったりして、高崎卓馬さんがおっしゃっていたように、「登山し続けていると向こう側から同じように登ってきた人に出会える」んだろうから、やっぱり頑張り続けるしかないなあと思いました。

なんかもっと感動的に振り返るのかしらと思っていたのに、プレゼンで全部言ってしまったので、淡々としてしまった。笑 4月から塾はない日々が始まるけれど、そこでまただらだらしてしまうと何も変わらないから、また何か課題を作って精進します。ふー。

今、第4期を募集中。

bookandbeer.com

やる気さえあれば大変だけど楽しい日々になるはずなので、興味がある人はぜひ!

 

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