2016年勝手にドラマランキング
スポンサーリンク
いいお題がちょうどよくやって来た!笑
今週のお題「今年中にやっておきたいこと」
わーい。このお題に甘えて、もうまる1年が過ぎようとしているけれど、めげずにドラマも投稿しておく。2018年の目標は「見終わったらすぐ書く」にしたい。 2016年のドラマは23本。後半の方が面白かった。
逃げるは恥だが役に立つ(10月期/TBS)
まずはなんと言ってもこれ。これが2016年最もすごいドラマだったことに異論がある人は少ないと思う。アラサー女子の間でまことしやかに囁かれていた「すごい漫画」が原作で、とは言っても「東京タラレバ娘」みたいな人気ではなかった作品が、ドラマ化によってここまで認知され、化けた。まずはそれが一番嬉しい。原作のテーマを損なうことなく、主張を曲げることなく、こんな夢みたいなメディアミックス。
星野源さんが童貞エンジニアの平匡さんとして完璧だっただけでなく、当初可愛すぎるのでは?と思われた新垣結衣さんも作中でも言われる「小賢しさ」がみくりそのものだった。家事代行サービスを雇うお金でわたしを「妻として」雇いませんか、という契約結婚。なんでも効率化してテキパキできてしまうけど、全てが上手くいくわけじゃないという高学歴女子にとっては夢のような展開で、そこから「そもそも結婚って?」ということを問いかけていく。まず見ていて二人の距離にニヤニヤできるし、主張も主題もしっかりあるという何度でも見たい作品。
原作もほんっとにおすすめなのでぜひ。
99.9―刑事専門弁護士―(4月期/TBS)
松本潤さんがちゃらんぽらんでマイペースに見えて腹に幾つも考えを持ってるタイプの弁護士で、香川照之さんが富と成功を重視している傲慢な弁護士で、その二人がタッグを組む……という話。二人の掛け合い、どんどん松本潤さんのペースに巻き込まれて少しずつ変わって行く香川さんが見どころで、努力家で常識人の榮倉奈々さんも加わってすごく楽しく見られた作品。シーズン2決定ということですごく嬉しい! けど榮倉奈々さんは出ないのか……。
メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断(10月期/関西テレビ)
ここ最近見た医療ものの中でも相当好きで、毎回楽しみにしていた。吉田羊さん演じる橘志帆が“手術をしない医者”として赴任してきて、彼女とそのチームの成長を描いた作品。難しい手術も成功させる名医であったはずが、なぜ手術をしなくなったのか、その秘密に隠された悲しみがだんだん解き明かされていくという要素もあって、目が離せなかった。
チームのメンバーのキャラクターも良くて、吉岡里帆さん演じる後輩も、一見愛想のない相武紗季さんの同僚もすごく良かった。またあのメンバーに会いたいと思ってしまうほど愛着が湧いたけど、続編はない綺麗な終わり方。ぼろぼろ泣いてしまった。
家売るオンナ(7月期/日本テレビ)
かなり面白かった。癒されたとかワクワクしたとかじゃなく、「面白い!」と思ったドラマは久しぶりだったかもしれない。こんなタイトルとビジュアルで、不動産とか興味ないし……と思った人がもしかしたら多いのではと思うのだけど、働いてる人、特に営業の人は、業種違っても面白く見られるはず。
どんな家でも売る、という実績を持つ北川景子さん演じる主人公は、無愛想で謎の気迫があって、とてもいい営業マンには見えないのに、淡々と、お客さんのニーズを調査し、「説得力」で家を売って行く。これは押し売りやよいしょみたいなものではなく、真っ向からの気持ちのいい営業で、例えば、人が死んだワケあり物件を売るために、死を気持ち悪がらない病院関係者にチラシを配って行ったり、家の購入を検討している家族の本当の問題を解決できる物件を探したりと、誰から見ても正しい、本当に参考になる働き方だった。工藤阿須加さんが本当に味のあるMっ気たっぷりの後輩として登場して、主人公に憧れていくのだけれど、彼と同じ目線で視聴者も虜になってしまう。
僕のヤバい妻(4月期/フジテレビ)
めちゃくちゃ面白かった!近年のサスペンスの中でもかなり好き。伊藤英明さんと木村佳乃さんの夫婦が、お互いを疑い始めて、それから刃物が出てきたり毒を盛ったりと1秒も目が離せない展開。そして終わり方が本当に綺麗でスカッとして疑問が残らない素晴らしいものだったので全ての人にお薦めしたい。
あと高橋一生さんが素晴らしくいい役なのでこちらもおすすめ。
地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子(10月期/日本テレビ)
出版が舞台ということもあって個人的にいろんな思い入れを持って見た作品でもあって、すごく好きだった。終始楽しく見られる。他人の言うことを聞かずに自分で突き進んでいくタイプって見ていてイライラすることもあるけれど、主人公のえっちゃんはたくさん悩んでいるから、そっちの共感、応援の方が強くなって、気づけばえっちゃんに巻き込まれている。元気が出る。
服がすごく可愛いのも、菅田将暉くんとの恋愛パートが可愛いのもおすすめ。こんな風に仕事できたらなあ。タイトルだけは「校閲ガール」でよかったのに……と思う。
これ以降は続きから。
フラジャイル(1月期/フジテレビ)
医療モノって一定のパターンがある気がしてあまり期待してなかったのだけど、面白かった!! 忙しい毎日の中であたりをつけた診断も行われる病院の中で、常に「100%の診断」を求める病理医の話。口が悪くて無愛想で敵も多いけれど格好いい、まさにニュー・ヒーロー。病理ってものがなんなのかすらよく知らなかったので、ここまで検査で分かることがはっきりしているのも新鮮だった。
個人的には、検査技師の森井くんを演じている野村周平さんがものすごくよかった。今まで見た野村周平さんの中でも一番好きでした。あまり喋らないキャラクターだからこそ表情がものを言うわけで、その演技と仕事ができるテキパキ感に見入ってしまった。茶髪より黒髪で前髪分けてないのが似合う気がする……。
武井咲さんもやっぱり可愛かった。目の保養。最後の患者として小出恵介さんが出てきたのも嬉しかった。気弱な表情の演技がすごくいい意味でハマる方だなあ。
時をかける少女(7月期/日本テレビ)
とにかくキャスト3人が素晴らしかった!黒島結菜ちゃんは自分勝手になったり揺らいだり悩んだり必死になったり、10代の女の子って感じがすごくよく出てて応援したくなってしまうし、菊池風磨さんと竹内涼真くんの男子2人がキャラも存在感も表情もすごく違ってどちらにもどちらの良さがあって共感できて、随所随所で切なくて仕方なかった。竹内涼真くんはこれで本格的に「何この人いい……!」ってなった。話数も少なくてシンプルでおすすめ。
グ・ラ・メ!~総理の料理番~(7月期/テレビ朝日)
総理の交渉の場で一流の料理を振る舞う料理人として、型破りな経歴の剛力彩芽さんがやって来て……という話。お話も結構面白いのだけど、何より最高だったのが高橋一生さんと剛力彩芽さんの関係。いきなりよくわからない人に自分の立場を奪われた真面目な料理人の高橋一生さんが作中のほとんどでイライラしていて冷たいのだけど、口にはせずに剛力彩芽さんを認めていって、どんどん距離が縮んでいくのがいい。しかも明確な台詞とかはないのに、ちょっとした仕草とかでそれが表現されてる。高橋一生さん好きなら必見。
「勘違いしないでもらいたい」って言いながら手を取るのかっこよすぎる
— lebeaujapon (@lebeaujapon) 2016年9月7日
後ろから反対にあるスプーンに手を回して味見して目を合わせるとか……ちょっと……7話なんなんですか最高かよ(怒)
— lebeaujapon (@lebeaujapon) 2016年9月7日
家族ノカタチ(1月期/TBS)
香取慎吾さんが演じる主人公は(39歳独身)は、「一人が一番」と考えて自分の完璧な城を築き、完璧で誰にも邪魔されないスケジュールで過ごす男。ジムに通い、ワインにこだわり、照明やものの位置まで決めて過ごし、人に侵略されるのを嫌がる。一方、上野樹里さん演じる葉菜子は32歳バツイチ、ハードワークをこなすけれど他人にも厳しくクレーマー気質の女性。そんな二人が合うはずもなく、最初は喧嘩ばかりしているけれど、実は似た者同士なところもあって……という作品。
これは見ながらゾッとしたり苦い気持ちになったりと結構振り回された作品で、「だから結婚したくないんだよ!」と思ったり、「おいおいそんなんで人とやっていけるのかよ……」と呆れたり忙しかったけど、割と自分に返ってくる作品で、見ながら色々考えて面白かった。
早子先生、結婚するって本当ですか?(4月期/フジテレビ)
34歳の小学校教師早子先生は、職場の友人と同盟を組み、婚活を始める。タイプの違う友人たちと、訪れる何人かとの出会いが丁寧に描かれていて、例え誰かにとっていい人でも、自分に合う人とは限らなかったりと、まったり楽しいドラマの中で意外と気づきが多くて面白かった。年上なのか、年下なのか、ワクワクする人なのか、安心する人なのか、自分でも想像していなかったことに新しく出会っていくのは素直に羨ましかった。川栄李奈さんがやっぱり上手くて感動。
早子先生、結婚するって本当ですか? (コミックエッセイの森)
- 作者: 立木早子
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2014/10/17
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (2件) を見る
カインとアベル(10月期/フジテレビ)
堅物だけど完璧で優等生な兄(桐谷健太さん)と奔放だけど自由な発想でみんなに好かれる弟(山田涼介さん)の確執の話。あんまり視聴率よくないみたいな噂だったけれどわたしは結構面白く見た。こういう、逃れられない自分の性というか、育ち方みたいなものってあって、隣の芝は青くて、自意識とどう折り合いをつけて周りに関わっていくかという、人によっては苦い気持ちにさせられる作品だと思う。
山田涼介さんの顔が綺麗すぎて毎回「人?」って思っていた。あと倉科カナさんが可愛い。
とと姉ちゃん(4月期/NHK)
出版業に携わる者としてこれは見なければと初挑戦した朝ドラ。個人的には15分ぶつ切りで全体は長いという形態があんまり得意じゃなかった……けど、このドラマの中身自体はとってもよかった。戦争を息抜き、家族の父代わりとして生き抜いた長女の物語。坂口健太郎さん演じる星野さんとのほのかな恋がすごく切なくて、電車を見送るシーンと再会して二人で話すシーンの録画が最後まで消せなかった。
出版に行きたい!と志したわたしと違って、当時はまだ出版文化が根付く過程。とにかく家族を養えて女性の味方になれる仕事を、と行き着いたのが「たまたま」雑誌だっただけで、活字中毒でもストーリーテラーでもなかった彼女がこんな功績を残したということが面白かった。業界にいるとその感覚を忘れそうになる。
盟友や相方といった唯一無二の、片割れのような関係性に弱いので、彼女と唐沢寿明さんの関係がとても良くて、泣いてしまった。宇多田ヒカルさんの主題歌がさわりを聞くだけで泣きそうなほど良い。
連続テレビ小説 とと姉ちゃん 完全版 ブルーレイ BOX1 [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
- 発売日: 2016/08/26
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (2件) を見る
世界一難しい恋(4月期/日本テレビ)
大野智さん主演の恋愛ものということで結構新鮮でした。子供みたいに怒りっぽく、人の気持ちを考えられない社長が初めての恋。波瑠さんの淡々として物怖じしない感じが最後まで大野さんを負かしている気がしてわたしはなんだか気が気じゃなかった。笑
個人的には小池栄子さんがMVP!彼女がいるシーンは物語が楽しかった。
ダメな私に恋してください(1月期/TBS)
ダメ男を見抜けず貢ぎすぎ、明日の食事も危うくなった主人公のミチコが、偶然元いた会社のドS上司と再会し、怒られながら恋愛していく話。深田恭子さんはちょっと原作のミチコに比べると可愛すぎる印象なのだけど、それ以外の登場人物はしっくり! 永遠の2番手三浦翔平さん、またその位置にいらっしゃって……。
テンポよくドタバタもあってみられる明るい気持ちになれるドラマ。これでディーンさんのファンがどっと増えた印象。ただ、個人的には、原作が圧倒的に最高なのでそちらをぜひ!!!
ダメな私に恋してください コミック 1-7巻セット (マーガレットコミックス)
- 作者: 中原アヤ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/08/25
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
ラヴソング(4月期/フジテレビ)
吃音の女の子と元ミュージシャンのカウンセラーのラブストーリー。途中まではまどろっこしく感じるところもあってそこまでハマらなかったのだけど、終わり方が圧倒的に好きだった。両思い!キス!とか結婚!とかが恋愛じゃない。
福山雅治さんがいい歳してずっとモラトリアムみたいな人で、この人が成長する話だった。泣いても苦しんでも意外と女性の方が強い。藤原さくらさんは吃音を抱えておどおどしている演技もうまかったけど、その奥で頑固さを持っているのもわかって良かった。菅田将暉くんが強烈な役が増えてる中でこういう2番手役は珍しいのでそれもちょっとホッとできるところ。
主題歌のsoup、じわじわ良さがわかる曲でよかった。
拝啓、民泊様。(10月期/MBS)
新井浩文さん演じる主人公が、会社をリストラされたことを奥さんに言えず、ずるずると民泊ビジネスを始める話。ちょっとほっこりしたりじんわり感動したり。主人公の良き相談相手として登場する中野裕太さんがとても良かった。
夫婦や家族の関係性がテーマの一つでもあるのだけど、すれ違った時の男女のポイントの違いが出ていて面白かった。
『拝啓、民泊様。』で黒木メイサさんはずっと連絡がないかと待ってるのに新井浩文さんは結果や結論が出るまで連絡しようともしないところ男女って感じだ
— lebeaujapon (@lebeaujapon) 2017年1月19日
IQ246~華麗なる事件簿~(10月期/TBS)
IQが246もあるという天才、かつ大富豪という奇人変人が事件を解決して行く話。織田裕二さんが変人役が似合いすぎていて。面白くはあったけど、キャラクター性を好きになるパワーが個人的にはちょっと物足りなかった。ディーンさんの執事を見られます。
仰げば尊し(7月期/TBS)
公園でブラスバンドを教えていた初老の男が、依頼を受けて荒れた高校の教師になって、不良たちを更生させて行く話。不良といえば近年の不良役の中心にいる真剣佑さんがこの作品にもしっかり登場。怖い! 村上虹郎さんや太賀さんもいてみんな迫力がすごかった。
ドラマは実在の先生をモデルにしてるということで、金八先生的な定番の魅力があった。途中から最後に向かって行ってる感じがするのもこういうベタならでは。珍しくDVDが販売されていないみたいなので興味のある方は配信で。
吉祥寺だけが住みたい街ですか?(10月期/テレビ東京)
「いつかティファニーで朝食を」が有名なマキヒロチさんの漫画が原作のドラマ。安藤なつさんと大島美幸さんというまさかのお二人による実写化。ドラマとはちょっと印象違ったけど、これはこれでという感じでした。
「住みたい街ランキング」上位として有名な吉祥寺だけど、本当にあなたに合ってるのって吉祥寺?というのがテーマで、「吉祥寺で家を探してるんですが」ときたお客さんを強引にその人に合う土地まで連れて行ってしまうという話。いろんな街の魅力を知れるのも楽しいし、登場人物たちの悩みや生活を自分と重ねてちょっとホロリとしてしまう作品。
個人的には、原作の方が訳も分からず泣かされてしまうみたいな成分が大きいのでオススメ!
主題歌の「生きていたんだよな」という歌がやたら印象的で調べたらちょっと怖い歌詞でびっくりしたけどすごく耳に残る曲。
好きな人がいること(7月期/フジテレビ)
山崎賢人、三浦翔平、野村周平という3人に囲まれる夏。それ以上でも以下でもない。個人的には山崎賢人くん好きなので、見てられるだけでそこそこ幸せでした。最終回はちょっと良かった。
臨床犯罪学者 火村英生の推理(1月期/日本テレビ)
犯罪学者である火村英生はどこか闇を抱えた青年で、「人を殺したいと思ったことがある」と公言している。そんな彼をサポートしつつ、一緒に事件を解決しているのが、推理小説家の有栖川有栖。様々な事件に巻き込まれるうち、少しずつ火村の謎も見えてきて……という話。印象に残っているのは窪田正孝さんの斎藤工さんを心配する姿や焦る姿で、それ以外の事件の中身等はほとんど印象に残らなかった……。さらっと見られるけど、ミステリーならもっと面白いものがあるかなという印象。
せいせいするほど、愛してる(7月期/日本テレビ)
仕事に真面目な主人公が、ある日突然やってきたイケメン副社長と恋愛関係になって行く……というもの。さすが武井咲さんと滝沢秀明さんだけあって、画面は常に美しい。特に武井咲さんは本当に美貌に加えて綺麗な衣装やアクセサリーが多く登場するので、女性にとってはそれだけでも見どころだったと思う。
ただ、恋愛ものとしては、不倫なので賛否両論あるのは間違いないし、コロコロと状況が変わって行くので、ちょっと都合よく見えてしまうかも。
録画したのに見てないのは以下…見たら追記します
・いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう(1月期/フジテレビ)
・わたしを離さないで(1月期/TBS)
・怪盗 山猫(1月期/日本テレビ)
・ゆとりですがなにか(4月期/日本テレビ)
2017年は早めにアップする!