2020年ドラマ雑記
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2016年を最後に、下書きしつつも全部書けずに公開もできないでいたドラマとアニメの感想、やれる範囲で公開していくことにします。自分のために……! 随時追加!
SUITS 2
原作視聴者からはわりと「あれは……」と言われている日本版だけど、なんだかんだ軽快なテンポのおかげでわりと楽しく見られて、シーズン2も全部見ました。でも、モチベーションのほとんどは「鈴木先生と聖澤さんどうなるの!」と女性陣の美しさだった感。新木優子さん大好きで見ているだけで幸せだった。中島裕翔さんも演技好きでいつも見ているので、キャスティングはとても見ていて幸福度高かった……!
鈴木先生しょうもないやつなんだけどどこかで応援してしまう。
鈴木先生めちゃくちゃ不器用でクズみがどんどん増してるんだけど本人がいっぱいいっぱいに頑張ってるのがわかるから嫌いになれない…可愛みがある…。
— まるこ (@lebeaujapon) 2020年9月21日
安心して仕事できて聖澤さんといられたらいいのにねと応援して見てしまう#SUITS2
SUITS / スーツ season 2 (上) (フジテレビBOOKS)
- 作者:(脚本) 小峯裕之,市川貴幸,中村允俊,(ノベライズ) 蒔田陽平
- 発売日: 2020/08/27
- メディア: Kindle版
#リモラブ(10月期、水曜、日テレ)
コロナ真っ最中の恋を描いた作品。人を料理に例えて上から目線で判断し、ちゃんと恋愛ができていなかった美々がSNSでつながった全く好みじゃない人を中身で好きになる話。
とにかく「あおちゃん」という男性像が新しくて、多分松下洸平さんでなければ生まれなかったものだということがすごい。すごくイケメンなわけでも、決断力があるわけでも、男らしいわけでもなく、主人公の美々がいうところの「ステーキ」(=理想の男性)からは程遠いのに、彼の丁寧な言葉運びと、優しく話しかけてくるような声がすごく耳に心地良くて、ああ、こういう人を信じていくのっていいなと思うような、予想していなかったものに惹かれたような、不思議な作品だった。
松下洸平さん好みなわけじゃないのに、メールの朗読の声と喋り方が妙に心地良いんだよな……なんだこれ…… #リモラブ
— まるこ (@lebeaujapon) 2020年11月14日
「胡椒いっぱいかけてあげます」みたいな言葉遣いがこの人ずるいんだよなあ #リモラブ
— まるこ (@lebeaujapon) 2020年11月18日
「頼るのはもう僕だけにしてもらっていいですか」すごい台詞だ……青林……語り口と声がずるい人なんだよな……なんだよこれ…… #リモラブ
— まるこ (@lebeaujapon) 2020年12月2日
とにかく青林のことをたくさんつぶやいていた……。これまでにないヒーローだったと思う。
ミッチーの「誕生日、花束だけで終わるわけないじゃん? この僕が」にクラッとした…笑#リモラブ
— まるこ (@lebeaujapon) 2020年12月16日
あとついでにミッチーにも。笑
最後に出てきた「大桜美々を柔らかにしてくれた」というフレーズが個人的にすごく好きだった。わかる。こうして自分の棘を和らげてくれる、真面目で優しいコミュニケーションの人って本当に貴重な存在だよね……。SNSを送り合ってるシーンの言葉が素敵で、全然飽きずに見ていられるのもよかった。最初は奇抜な主人公についていけるか不安になったけど、どの登場人物にも共感できるところがあって、最後までとっても面白かった!
『姉ちゃんの恋人』(10月期、火曜9時、フジテレビ)
結構ヘビーな背景を抱えた2人が出会って恋をするという話。2020年クリスマス前にコロナが収束したという仮定の設定だった。1話だけコロナの話を入れつつ、2話以降はそんな設定だったなと忘れちゃうくらい出てこない。
特徴的だったのは、強くて優しい登場人物たち。強くて優しいに該当しないのは、途中で出てくるとある女性だけだったと思う。それくらい、「みんなこうやって、周りに優しく、強く生きられる世界がいいよね」というメッセージを感じた。全話完走直後のツイート。
#姉ちゃんの恋人 、「助け合って生きていくこと」「優しい人間関係」の見本みたいな話だったな。炎上したりとか否定したりとか中傷したりとか、そういう考えをする人がいなくて、まず相手の話を聞いて、「応援するよ」って言う人ばかり出てきた。今の日本で求められると思って作られたものなのかな
— まるこ (@lebeaujapon) 2020年12月22日
脚本家の方の他の作品をその意識で見てなかったけど、登場人物が大事なこと言う時に丁寧に言葉を重ねる癖もずっと気になっていて、置くようにして噛み締めるように話す台詞はこびだったのもそれを意識してのことだったのかなあ #姉ちゃんの恋人
— まるこ (@lebeaujapon) 2020年12月22日
例えば最終話も真人が「好きな人が増えると……こうやって増えると、」て重ねたりしてて、これかなり特徴的な気がする。人と人が真剣な話をしてる、親友に「あのね」って語りかける口調で全編書かれてるんだよな……
— まるこ (@lebeaujapon) 2020年12月22日
このドラマ、ずっとセリフが「語りかけ」の形式で、同じ言葉を丁寧に置くようにして繰り返していた。今年は、コロナ以外にも、亡くなってしまった方が多かったり、ネットでいろんな言葉が投げ合われたりして、そういうところから脱するための物語を作りたい人がいたんじゃないかなという気がした。
危険なビーナス(10月期、日曜21時、TBS)
遺産をめぐって争う一家の前に、相続を受ける予定の弟の「妻」が現れ、その弟は失踪している、という東野圭吾さん原作のミステリー。この妻は本当に妻なのかという疑念、次々と起こる事件に対する疑念、夫の失踪に対する疑念、遺産の中身についての疑念と、回が進むごとに明かされることと増える謎があって飽きずに見られた。
ただ、妻夫木さん演じる主人公が、ずっと目の前に現れた「弟の妻」を恋愛的な意味で気にかけているのがどうにもしっくりこなかったところな気がする。モテずに妄想ばかりしている主人公だと、妻夫木さんが演じてもちょっと好感度が低いというのが分かった。
個人的には堀田真由さんが大好きなので見られて嬉しかった!
原作を読んでいる方のコメントを見ると、原作はもっとスッキリわかりやすいらしいので、この主人公の描かれ方も一緒に見てみたい。
ルパンの娘(10月期、木曜10時、フジテレビ)
昨年の「ルパンの娘」の続き。タイトルに「2」とかつかないのでちょっとわかりづらいけれど、完全に続きから始まっているので、見るならシーズン1からがお勧め。
泥棒一家の娘と警察一家の息子の結婚というめちゃくちゃキャッチーな設定をドラマ仕様にどんどん盛り上げていったどこもかしこも盛り盛りな作風は健在。今回はふたりに子どもがいるので、その子どもに「泥棒であることをバラしたくない」という主人公・華の願いが物語の中心に。すべてが盛り盛りでいきなり歌い出したりするのになぜかくどくなく、寒くもなく成り立っているのが相変わらずめちゃくちゃ不思議。お菓子片手に見る感じ。
今シーズンもサカナクションの仕事が良すぎたのと、映画化決定とのことでちょっとだけ楽しみ。
35歳の少女(10月期、土曜22時、日テレ)
う〜〜ん!個人的には最後まであまり好きになれなかった。25年間寝ていた少女という、外見と中身が一致していない人を演じる柴咲コウさん凄かったし、役者陣はとってもよかったのだけど、どうにも、物語の「そんなにうまくいかなくない?」というリアリティのなさが、個人的には厳しかった。
35歳の男である結人が中身中学生の主人公に恋愛感情を持ったり、そのまま肉体関係を持ったりできる気持ちがどうしても分からなかったのが一番大きかった。
#35歳の少女 、最初から最後までポジティブすぎるというか、最終話まで「夢を諦めないで!」とか「幸せな家族」とか言い続けるの無理があるんじゃないかって思い続けた作品だった……。あと何度振り返っても結人が望美に恋愛感情を持つのが解せなかった
— まるこ (@lebeaujapon) 2020年12月12日
#35歳の少女 「望美のおかげで最高の結婚式になったよ」とかも冷静に「そんなわけなくない?」なんだよな……。みんな演技がすごくて脚本の無理がカバーされてるイメージだった。図書館の感じと最終話のパーティードレスとても素敵だったなあ
— まるこ (@lebeaujapon) 2020年12月12日
一番素晴らしかったのは主題歌のKing Gnuかな……。三文小説という題材の使い方もとても秀逸で、この曲はとっても好きになった。
バベル九朔(10月期、月曜シンドラ、日テレ)
一言で言うと「カオス」という感じのドラマ。結局我々は何を見せられていたんだ……!?
設定としては、主人公が管理人になった親族経営のビルで「バベル」と言われるパラレルワールドが展開されていて、その空間と戦う、というもの。そう書いてしまえばたったそれだけで、そのパラレルワールドは現実ではないので、不思議なことがたくさん起こる……のだけど、その不思議なことに対する説明やルールがほぼ説明されないまま展開されていくので、結構都合の良い感じにも見えて、「一体これは……?」と毎週思っていた。調べたら原作が万城目学さんということで、原作もカオスなのか非常に気になる……。
さらに不思議なのは、「一体これは……?」なのに、なぜか見続けられてしまった。最後の種明かしというか、結末は、個人的にはあんまり好みじゃない。