物語のなかをぐるぐる廻る

すきなものをならべていく

2020から、2021へ。

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毎年書いている年の振り返り。

今年のを書くために去年のものを読んで、ああやっぱり明らかにいつもと違う年だったんだ、と思った2020年。2019年は「全然行けてない」と言いながらたくさんのイベントや舞台に行っていて、今振り返れば、何が「全然」なんだって感じだ。それでも、2019年の最後「楽しく生きていきたい。楽しいのが一番だよ。」と締めくくっていて、それは案外変わっていないなとも思った。

そんなこんなで、2020年について。

 

コロナ

避けて通ることはできないのでまずこれから。
世界規模でこんなに生活が変わることがあるなんて、夢にも思わなかった。それこそ、戦争が起きるときくらいだろうと想像していた。それが、こんな風に、予想もしない方向から、あっという間に様変わりするなんて。

コロナの影響は、本当に人によって違う。飲食店の人の打撃と、影響を受けづらい会社員の打撃は違うし。家に高齢者や赤ちゃんがいるかとか、そういうことで随分、感覚が違う事象になった。

わたしは幸いにも影響が少ない立場にいて、一人暮らしだから身内に迷惑をかける確率も低いし、業績もあまり変わらなかった。普段たくさんおいしいお店とかに恩恵を受けているのに、いざこうなるとできることがすごく少なくて、春ごろはかなり心苦しかった。

会社との関わり方という意味で言えば、むしろいい面すらあった。信じられないほど古い環境だったのが、一気にリモートでできることが増えたり。それによって、生活は結構楽になったりした。家から出られないのは辛いときもあったけど、家事を仕事の合間に挟めることは好都合だったり、新しい働き方や生活が見えたところもあった。

こういうことを話すのにも、相手の考えを探る必要があるのが、何よりも苦しいことだったかもしれない。職業や生活で、除菌に対する考え方とかも結構違って、帰宅したら全ての服を脱いで即洗濯するという人と、手洗いうがいはしますという人では、たまに会話がしんどくなってしまう。テレワークでできることも増えてよかったよね、なんて言ったら傷つけてしまう人もきっといる。

そもそも会話ってもの自体に想像力が必要だったのだろうけど、大体同じような環境の人であればそこまで気を使ってこなかったのが、昨日まで仲が良かった人とも考えが違ったりして、「この話題はやめよう」と思うことも少なくなかった。また、ネットでも経営の悲鳴から快適なおうち時間までいろんな情報が流れてきて、だから、最終的には、誰がずるいとかあの人はこうだからとかそういうことじゃなくて、全員が「自分は自分」として何かを選択していくしかないのかな、と思った。

 

仕事

2019年は辛くて仕方なかったけれど、できることが増えて、少し立場が良くなって、かなり楽になった。

数字上は、読み切り掲載18本、単行本3冊、電子単行本4冊、デビュー5名。

年次を考えるとまあまあ悪くなかったかなと思うけど、もっと中心に食い込まないと全然「実績」として言えるものではないので、2021年はさらに気合を入れないといけない。

一番打撃だったのは、大好きだった上司がいなくなってしまったこと。まだいなくなって少ししか経っていないので今後どうなるかわからないけど、不在時に「今日いなくてラッキー」と一度も思わなくて、むしろいてほしいなと思っていた初めての上司だったので、それを超えるということはなかなかなさそうな気がしている。

それから、年末に新たな芽を見つけた。やりたいことが叶いそうな希望がちょっと見えてる。それは今のメインとは少し違うところにあるので、アクティブに叶えていけたらいいな。

 

家族

結婚生活、というのはちょっと語りづらい。相変わらず離れて住んでいる。

でも、コロナで外出しづらくなってから、しょっちゅう電話するようにはなった。それが個人的には結構嬉しい。前はわたしからかけるばっかりだったけど、最近は意味がなくてもかけてくれることもあって、これは続いたらいいのになーと思う。

お互いの誕生日と、義父の還暦祝いはひっそりとできたので良かった。誕生日に行ったステーキのお店が美味しくてずっと浮かれていた。久々においしいものを食べた!という感じだった。

 
 
 
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家が少しずつ(と言っても遅すぎるけど)整ってきたのも嬉しい。ローテーブル、テレビ台、ラグとかが好きな感じで揃ってきた。収納がなさすぎるのでもう少し買って整理したら人を呼びたいな。

 

文章

去年書けなくて苦しかったと書いていた文章だけど、年末にできたトラウマをなんとか払拭して、大人向け1本と児童向け1本を新しく書いた。大人向けのは、本当にリハビリって感じの出来で、自分でも胸を張れるようなものじゃないけど、そのおかげでもう一度滑り出せたから嬉しい。

それから、15年来の相棒とミュージカルを作った。台本1本と、各ビジュアル面もやれて楽しかった。わたしは作曲はまるでできないので、できていく過程を見るのも楽しかった。ああだこうだ言いながら人と作品を作るの、やっぱり好き。コロナで低空飛行しそうな気分をだいぶ上向きにできた。久々に熱かったな。まだ結果待ちだけど、ダメでも、どこかで形にしてみたい。

ところで、文章の講座を受け始めた。でも、これがどのくらい意味があるのかまだ測りかねている。

 

旅行

コロナでもちろん遠出はできなかったけど、夏に伊東の方に行った。個室に露天風呂付きで、なるべく人に会わなくていい休暇。でも、気づいた。日本の観光地では、どの旅館見てもアワビ、伊勢海老が出てくる。苦手なので結構そこは辛かった。

すごく素敵そうな旅館だと思ったのだけど、行ってみたら少しイメージと違ったので、今度はもっと素敵なところに行きたい。

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そうだ、コロナで外に出られなくなってからばかりなんとなく意識にあったけど、まだこんなに変わっていなかった2月、友人の結婚式で夫と一緒にシンガポールに行った。楽しかったなあ。マスクしていなくても大丈夫な時だった。
シンガポール、これで5度目だけど、何度行っても飽きない大好きな国だ。ようやく夫と行けて嬉しかった。ロング・バーだけ、生演奏をやっていなかったのがコロナの影響なのか、もうなくなってしまったのかがわからなくて残念だった……。また旅行できるようになったら行きたい。

 
 
 
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舞台とライブ

《舞台》

  • 森新太郎「メアリ・スチュアート
  • 泊まれる演劇 In Your Room「ROOM 101」(配信)
  • 泊まれる演劇 In Your Room「ANOTHER DOOR」(配信)
  • 長田育恵・栗山民也「ゲルニカ
  • 「中丸君の楽しい時間4」

《音楽》

  • Perfume 8th Tour 2020 “P Cubed” in Dome」
  • Creepy Nuts Online One Man Live Vol.1
  • King Gnu Streaming Live」(配信)
  • Creepy Nuts One Man Live「かつて天才だった俺たちへ」

Creepy Nuts「かつて天才だった俺たちへ」リリースライブも買ってたのに忙しくて見逃して死ぬほど悲しかった……。このアルバムは2020年一番聞いたかも。

かつて天才だった俺たちへ (ライブDVD盤) (特典なし)

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  • アーティスト:Creepy Nuts
  • 発売日: 2020/08/26
  • メディア: CD
 

ライブには行ってないけど、マカロニえんぴつのこの2曲もめちゃくちゃ聴いた。

青春と一瞬

青春と一瞬

  • マカロニえんぴつ
  • ロック
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes
ヤングアダルト

ヤングアダルト

  • マカロニえんぴつ
  • ロック
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

 

《その他》

  • きもの展
  • 第22回東京03単独公演「ヤな塩梅」(配信)
  • 「あちこちオードリー」トークライブ(配信)
  • シソンヌライブ[neuf]
  • 大野智「FREESTYLE2020」
  • TVアニメ「かくしごと」イベント
シソンヌライブ[huit] [DVD]

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  • 発売日: 2019/10/30
  • メディア: DVD
 

 

こうみると、やっぱり全体的に例年の半分くらいだった。予約してたのに中止になったのは、舞台「ねじまき鳥クロニクル」、折坂悠太さんライブ、オズワルド単独ライブ、泊まれる演劇。

生でエネルギーをもらって自分も発散してめちゃくちゃに感動してっていう世界にいかに救われていたことか。このまま開催しづらい日々が続くと多くの劇団がなくなったり劇場が潰れたりしてしまうので、そのためのクラウドファンディングとかがあればいつでも協力したい。

一方、映画はそこそこ見ていた。

《映画》

  • ラストレター
  • ACCA13区監察課Regards
  • 9人の翻訳家
  • ジョン・F・ドノヴァンの死と生
  • ストーリー・オブ・マイライフ
  • レイニーデイ・イン・ニューヨーク
  • 今日から俺は!!劇場版
  • コンフィデンスマンJP プリンセス編
  • 僕の好きな女の子
  • 劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
  • 窮鼠はチーズの夢を見る
  • 海辺のエトランゼ
  • スパイの妻
  • ミッドナイトスワン
  • 浅田家!
  • 罪の声

『9人の翻訳家』とても好きだったのと、『ストーリー・オブ・マイライフ』とても良かった。ティモシー・シャラメにやられた年だった……。あと、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』あまりに凄すぎたのでぜひ。

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(字幕版)

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  • 発売日: 2020/07/03
  • メディア: Prime Video
 

 

そのほか

なんだかやっぱり、終始コロナという感じの文になってしまったけれど、いくつかそれによって起きたこともあった。

まず、母校に協力して、約10年ぶりの同級生と話す機会を得たこと。探求している人、というテーマで誰かと対談してもらえないかというオファーをもらったとき、パッと浮かんだのが彼女だった。こういうことでつながる縁があるのはすごく嬉しい。

あとは、大好きな印刷会社、レトロ印刷のスリマッカをクラウドファンディングで頼んだこと。自分が行ける範囲も、出せるお金も限界があるからこそ、自分にとって大事なもの、好きなものが見えた年でもあった。印刷はまだしてみていないので、手が空いたら挑戦したい。

surimacca.com

 

着物はわりと着られた年でもあった。
シンガポールの結婚式もそうだし、冬に入った頃に行った前職の同期とのアフタヌーンティーと、12月の結婚式でも着た。あと、着物のクイーンコンテストに挑戦してみたり。これは2021も続いているのでもう少し楽しみたい。

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それから、止まっていた染め物もちゃんと再開できた。

 
 
 
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さて、2020年の目標の結果は。

  • 痩せる(もうちょっと。あとキープする) →ちょっと戻っちゃったよね。
  • 新しい家を過ごしやすくする →少しは。もっと完成させたい!
  • 貯金を始める →以前よりは。でも浪費もしてしまった……
  • 文章を書く。書き続ける。何としても。 →一応満足。
  • 料理をちょっとはする →ほぼやっていない……

う〜ん。まあでも、少しずつ前進していたかな。

今年は、

  • 文章を書く
  • 家を人を入れられる状態にする
  • この先のことや制度を調べる
  • 記録をちゃんとつける
  • 浪費しすぎない

にしよう。毎年同じことを言ってるな。でもいいや。

また頑張って1年生き延びます。