物語のなかをぐるぐる廻る

すきなものをならべていく

2014年、戦うようにドラマを見ていた

年末に駆け込みで、

っていう記事を書いて、あー本当にアニメは癒しだったなあ、癒されたいなと思ってつけてたなと思う一方で、ドラマは結構見ていたにも関わらず、それとはちょっと違った気がします。やっぱり1時間番組は長い。仕事疲れたな~と思って帰ってきて、ちょっとだけ髪の毛乾かしながら、歯磨きしながら見たいなって思うには長すぎて、ああ寝るの遅くなっちゃう……って思っちゃう。なのに面白いものは逃したくないって気持ちはやっぱりあって、まるで追われるかのように見ていた気がする。

その摂取の仕方のせいで、逃したくはないのに見られなかったものがものすごくたくさんあって、録画がいまでも溜まったまま。ただ、見たものはいい加減書いておきたい……と思ったので、見られたものから挙げていきます。たぶん、追記する。

1月期

失恋ショコラティエ


少女漫画原作の実写化はいつもかなり怖いものがあるのだけれど、これはとっても好きだった。毎週楽しみにしてました。チョコレート王子なんてものを演じられるのは全国に松本潤さんしかいないな……と何度も思った。原作の主人公とはちょっと顔つきとかイメージが違うんだけど、これはこれで完成形という感じですごくしっくり。

そして何よりも石原さとみさんの破壊力! 小悪魔で計算上手でありながら全然嫌いになれないというサエコさんを魅力たっぷりに演じててすごかった。水川あさみさんも、痛々しさまでリアル。えれなだけは原作とはイメージが違ったかなあ。奔放さという意味では近いかもだけど、原作では笑顔とか揺れる長い髪とかが印象的だったから。ただ、水原希子さんのエロさは目が離せなかった……! このクールはこのドラマのせいで、高価なボンボンショコラを食べたい欲求が日々増していって困った記憶。めちゃくちゃ美味しそうだった……。バレンタインと重ねてたけど、普通にチョコ業界の売上を上げたんじゃないかと思う。

画面があまりにも美しくて、とっても見せたいのだけど貼れなくて残念。DVDのパッケージも案の定キャストは映ってなかった。お風呂のシーンの石原さとみさんの美しさがほぼ1年経った今でも忘れられない。

失恋ショコラティエ DVD-BOX

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原作もおすすめ。

 

◆戦力外捜査官


この公式サイトのアイコン、全然印象と違う。笑 武井咲さんが好きで見たドラマ。刑事モノだけど、全然重くなくてコメディで、でもちょっとときめけたりする、すごくバランスよく楽しい気持ちで見られた作品。主演のふたりが綺麗すぎて見ていてずっと完璧だなあ……と思っていました。TAKAHIROさん演じる設楽さんが抵抗しながら武井さんに惹き付けられていってそれが全然納得いってない感じなのがすごく楽しかったし、謎めく部分やシリアスなシーンの加減が好きだった。

そういえば、これはすごく気軽に見られて、全然日々の負担にならなくて一気に見た。もれなく気分が明るくなるから、忘れた頃にもう一回見たい。

戦力外捜査官 DVD-BOX 6枚組(本編5枚+特典1枚)

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4月期

アリスの棘

今年「傑作」だと思ったもののひとつ。重くてちょっと疲れるんだけど、構成とかお話の進み方とか、途中もすごいと思ってたけど最後まで見て脱帽。こういうドラマが語り継がれてほしい……!

上野樹里さんとっても好き。可愛い笑顔もいいけど、こういうシリアスなもののときの表情はめちゃくちゃかっこいいです。オダギリジョーさんも好きだから贅沢な時間でした。同じ脚本か原作の作品あったら見てみたい。

 

◆ファースト・クラス

沢尻エリカさんの久々の地上波連ドラ主演と「マウンティング」というワードで話題になった作品。遅めの時間だから最初は「見てみよう」くらいのつもりだったのに、面白くてびっくりした。調べてみたら脚本が『名前をなくした女神』の方ということで、なるほど……! ストレートなドロドロ感とテンポの良さ、あとアメリカのドラマみたいな字幕の演出が可愛くて、このクールで最も楽しみにしてた作品。少し短いのもあって気軽に見られてありがたかった。

このドラマで中丸雄一さんがすごくいい人の役で、全然詳しく知らないのだけどなんだか役というよりもにじみ出ているもののような気がして、他の作品でも演技されることがあったら見たいなあと思った。こういう新たな出会いはうれしい。

ファースト・クラス [DVD]

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ビター・ブラッド

もうとにかくとにかくとにかく、渡部篤郎さんがあり得ないほどかっこよかった。この作品はそれだけで充分説明できてる気がするくらいそこがほんとに重要だった。

向井理さんとか西島秀俊さんとかは最近ニュースにもなったみたいによく同世代女子の話題にあがるし悲鳴もあがるけど、渡部篤郎さんってこのドラマではじめてそういう現象がおきて、とにかく火曜日はだれかしらがタイムラインで「渡部篤郎が……」って言ってた気がする。佐藤健さんももちろんかっこいいのだけど、今回は渡部さんの勝利だったし(あくまでわたしの周りの話)、もちろんふたり並んでるところが最高だった。

親子刑事って響きには全然興味なかったけど、見てよかった。オープニングとかがめちゃくちゃおしゃれ。『戦力外捜査官』に比べると、こっちのほうがハラハラ度高め。

 

◆弱くても勝てます

二宮和也さんも好きだし、何よりも麻生久美子さんが!! と思って見た作品。でも、進みはあんまり早くなくて、もう少しすいすい進んでもいいのになーという気もした。ただ、この作品にものすごく感謝してるのは、江波戸くんっていうキャプテンの役だった山﨑賢人くんに出会わせてくれたこと!!!!!! 久々に「超すき!!!!」って思える男優さんに出会った。内容的にはずっと福士蒼汰くんと中島裕翔くんが有村架純さんをめぐって中心にいるわけですが、わたしはふたりをそっちのけで山﨑くんを見てました。笑

テーマが部活なのがずるい。もう高校とか部活とかそういうものは逆立ちしても戻ってこないってことが、それだけで感動的だったりする。中盤のひとつの盛り上がりと、最終回の終わり方が良かった。

 

7月期

◆ゼロの真実 〜監察医・松本真央〜

武井咲さんが好きで見ることにした作品。面白かった!
冷淡で頑固な変わり者の主人公、松本真央が新人監察医として中央監察医務院にやってきたところからはじまる物語。彼女は初めて会った母親が死体だったことから死因を解明することに関心を寄せていて、現在の遺体の死を読み解きながら、過去の母親の死の真実にも迫っていきます。キャストが醸し出すミステリアスな空気とそれぞれのキャラクターがとても魅力的。佐々木蔵之介さんがかっこよすぎていくら見ても飽きなかった…! 初回から続きが気になる構成で、何話も連続で見たくなってしまうドラマでした。主題歌がすごく耳に残る。

ゼロの真実~監察医・松本真央~ DVD-BOX

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水球ヤンキース

かなりキャストが『弱くても勝てます』と被っていて、その中に山﨑賢人くんもいたので見ることにしたドラマ。深みとかではなく、とにかくコメディ!青春!みたいな感じなので、まったく気が重くなることなく見られました。山﨑くんの役は才能があってクールで、個人的にすごくハッピーだった。

このドラマで好きになったのは、大原櫻子さん。めちゃくちゃ可愛かった……! 怒ってるところも泣いてるところも可愛い女の子、すごい。また演技するなら見たいなあ。

 
◆昼顔 〜平日午後3時の恋人たち〜

当時すごく話題で、周りの友達も「今週やばい!!」って騒いでた記憶だったのだけど、その時流に乗らずに年明けに見たからか、あんまり共感できなかった。というのは決して悪く言ってるわけじゃなくて、これは世の女性はどう見てたのかな、ってことがとにかく知りたくなった。これは時流の中で見れば良かった……!

共感にならないのは別に自分の道徳観のせいではなくて、わたしは不倫って悪いことなのかなーと思っていたのが、この作品を見て「なんだ、そんなに悪いことでもないな」って思うようになった。だから「けしからん!」なんて全然思っていないのに、とにかく主人公たちが持て余すそれぞれの気持ちまで行けてない気がして、「この奥さん(旦那さん)絶対自分のこと好きじゃないのになんで手放さないんだろう?」とか、もう端から端まで疑問だらけだった。その感じ、人によって意見も立場も違う感じが、「奥さん側の浮気」っていうセンセーショナルさに重なって流行にまでなったんだろうけど、みんな他人の噂みたいに面白がって見ていた成分が強いのか、共感してひりひりした人が多いのか、制作サイドはその混沌とした話題性を狙っていたのか、それとも何か不倫っていう現場に対しての伝えたい立場があったのか、それが知りたい。

ちなみに、全然共感できなかった中でひとつ忘れられない台詞があって、旦那さんに「仲良く穏やかにずっと暮らしていくんだと思ってた」みたいなことを言われた上戸彩さんが、「そんなの私じゃない!」って言うところ。その感覚はちょっと分かるかもしれない。相手との問題じゃない、という、相手からしたら絶望的な話。

 

◆ラスト・ドクター

このクールは「監察医」がふたつあって、そのテーマが気になったので見たもの。1話完結型でさらっとしてて、洗濯物とかたたみながら見るのにちょうどよかった。

 

10月期

◆ごめんね青春!

脚本やっぱりすごかった。絶妙に噛み合ってないまま進むのに、テンポがよすぎて。「ラジオ」の存在の入り方も、それぞれのキャラクターもすっごく好きになりながら見た。

トリンドル玲奈ちゃんのカタコト、最初はびっくりしたけど慣れてくるとかわいかったし、何より満島ひかりさんってこんなに可愛かったのか!!!って何度も何度も釘付けになった。好きって気持ちでうふふふ、って笑うとこなんてちょっと引くくらいの浮かれようなのに、なんであんなに可愛いんだろう……! 今までこの方の魅力を全然知らなかったんだなあもったいない!と思ったので、また出演作を見てみたい。錦戸亮さんがとってもぴったりな雰囲気と作品で、なぜだかいつも見てほっとしてた。

ごめんね青春! DVD-BOX

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◆ファーストクラス

4月から放送された「ファースト・クラス」のシーズン2。前作登場の人物が少しずつ出てくる楽しみもありながら、基本的には沢尻エリカさん演じる吉成ちなみが新しい職場で新しい登場人物たちの様々な悪意に巻き込まれていくストーリー。悪女たちの心の声の鋭さとか、かなり脚本が要に思えるのだけど、シーズン1とは違う人が書かれています。賛否色々聞いていたのだけど、個人的には違和感なく見られたし面白かった。最後の方は終わっちゃうのが寂しかったです。

「命をかけて仕事をする」、それをずっと主人公のちなみが言い続けるのだけど、なんだかなんだそれがすごく残った。彼女はわたしだったら投げ出すレベルの災難にたくさん遭うけど、ずっと、ずっと、戦い続ける。その結果、ドラマの中で「ちなみウイルス」って呼ばれている彼女の精神にみんなが巻き込まれていって、いつのまにか味方が増えている。それも人生レベルの、“どこでどんな困難があってもこの先絶対に助けてくれる人”を得ていくのを見ていたら、なんだかこう書いてしまうと当たり前すぎて陳腐なのだけど、死ぬ気でやるしかないんだ、そうだよね、と見終わってしみじみ思った。

別にそんな教訓めいたドラマじゃないんだけど、だからこそすごくいいというか。「プラダを着た悪魔」的です。最後にちなみが選んだ選択も、あの映画みたいだった。そんな高い服着てルージュ塗ってハイヒールで歩いて、樹くんはちなみを好きでいてくれるの?って思ったけれど、なるほど、そう選択するのか、って。テンポよく見られて何度も裏切られて画面がずっと美しくて見るとテンションが上がって、好きなドラマでした。

それにしても中丸雄一さんのあの安心感はなんなんでしょう……妙に落ち着く……。この人がいると落ち着く、と頑張れる、が両立する相手って意外と難しい気がする。

ドラマはこれで終了だそうだけど、日本も何シーズンもやればいいのになぁ。また登場人物たちに出会いたい。

ファーストクラス(season2 DVD-BOX)
 

 

◆Nのために

流石は湊かなえという感じの狂った願いがたくさん出てくる、ふたつの事件の物語。最初から最後まで通したときの完成度がすごかった。『アリスの棘』も最後まで正解が分からないままついていかざるを得ない物語ですごいと思ったけど、この『Nのために』のほうが登場人物への好感度で言えば高かった。

生きている意味がみんなはっきりしていてすごい。それが正解かどうかに関わらず、みんな何のために今自分がいるのか、を自覚していて、そこが湊さんの作品の強さだと思うし、それを演じる役者さんたちがみんなすごかった。榮倉奈々さんはもちろん、窪田正孝さんも賀来賢人さんも小出恵介さんもすごく綺麗な表情で、相手にばれないように一瞬伏せた目とか、送った視線とか、戸惑いがすごく繊細で、演技を見ると言う意味でも一瞬も目を離したくない作品でした。こんな悲劇としか言えないような話なのに、みんなが「幸せになりたい」って思っているところが、ほんとにこの人の作品はすごいなと。こんなこと起きるわけない、みたいなからくり満載の創作なのに、いつも湊さんの作品に触れると何故か「事実は小説より奇なり」って言葉を思い出す。

作りとして、区切りのところでモノトーンの画面から色がつくようになっているところと、音楽がすごく印象的だった。主題歌・家入レオさんの「Silly」が気がついたらずっと耳を離れない。

Silly

Silly

あぁまた見たいなあ。画面が美しかったから。キャストがみんな好きになりました。

Nのために DVD-BOX

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◆ディア・シスター

2014年、最も好きだったのはこれかもしれない。実は最初の1話は、石原さとみさん演じる妹が好きになれなさ過ぎて見続けるかどうか迷った。だって、人の彼氏とベッドに入り、お風呂でろうそくの火で火事を起こすんだよ……! 実際に自分が「姉」で、自由奔放とは程遠いところにいるわたしにとっては、この自由すぎる妹がありえなくて、あまりにもイライラして連続ツイートして先輩と友人になだめられた。笑

このときはまだ、どんな理由があろうと許せん!!って思ってたけど、2話以降は理解できない言動がぐっと減ったのと同時に、どんどん先が気になる展開。中盤以降は、この姉妹も同じく苛立ってしょうがなかったお母さんも好きになりました。

このドラマのすごいなーと思うところは、話数の区切り方が「ドラマ」としてとても上手で、回を追うごとに目が離せなくなるようになっていたところ。あと、店長のカフェとか姉妹の家とか、出てくるところの背景が基本的にとってもかわいくて、ふたりの姉妹も綺麗で、目に入る映像としてとっても癒されたところ(特にオープニング、ぐっとくる)。
女性が押し付けられた感じがしないまま受け入れられる空気があって、なのに、結婚とか幸せってなんなんだっけとかそういうところががつんとメインテーマにあって、これはハマる同世代が多いわけだな、と思わされっぱなしでした。みんな結婚とか幸せとか家族とか、結局そういうことが気になってるけど、「これは、家族の物語」とか「ラブストーリー」とか言われると構える。だけどこの作品は、「姉妹」の話としてはじまり、やっぱり最後まで「姉妹」の話だったから。その構成がすっごく良かった。

重みのある題材も軽すぎず重すぎずの塩梅だし、先が見えちゃってつまらなくもならないし、登場人物がだれも被ってないし、気づくと自分のことに立ち返って色々考えちゃってるし、見終わったときが一番「このドラマが好き」って言えるようにもっていかれるし、とにかくいい作品でした。おすすめ。

ディア・シスター DVD BOX

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あとは、見たら都度追記します。

話題だったのに見られなかったのは『明日、ママがいない』。『アラサーちゃん無修正』と『素敵な選TAXI』は途中まで見てました。

それにしても、ドラマの公式サイトはほとんど画像表示がタイトルロゴだけで、仕方ないけど魅力の伝わり方半減だなあ……。昔のバナーみたいに、これは使っていいですよっていう画像とかがあったらいいのに。

まだ消費してないエンターテイメントとフィクションが目の前にあるってことがいちばん幸せにしてくれるから、2015年も懲りずに溜めるし、たぶん追われるように見る。もう戦い(1月クール)ははじまってる……! 面白いものに出会えますように。

 

追記:『Nのために』(2015/2/3)『昼顔』(2015/3/23)『ファーストクラス』 (2015/4/25)『ゼロの真実』(2015/7/19)

めも:貯蓄録画たち。
・死神くん
アオイホノオ
信長協奏曲小栗旬さん見たい)