物語のなかをぐるぐる廻る

すきなものをならべていく

ディスカヴァーのミッションに基づいた新シリーズを提案せよ

北海道に行ったりしていたらだいぶ遅くなってしまいましたが、8月18日、編集スパルタ塾はディスカヴァー21の方がいらっしゃる回でした。 【課題】 「ディスカヴァーは「21世紀の価値基準を提案する」というミッションのもと、本づくりをしてまいりました。ビ…

まだ3巻以内のkindleで買えるオススメ漫画たち、2015夏

とにかく漫画を紹介したい!と思ったので、久々に漫画紹介の記事を書きます。 なんか新しいもの読みたいなーという気分に応える、始まったばかりのおすすめコミック、大きく分けて少女漫画と青年漫画で。ここでは《kindleで3巻以内》でかつ《まだ続いている…

週刊文春の女性読者を増やす企画を提案せよ

忙しくしてたら前回のプレゼンの日からあっという間に1週間以上経ってしまいました、でも全部記録したいから書きます。今回の課題は文藝春秋の方からで、 【課題】 「週刊文春の女性読者を増やすとしたら、どういう連載陣ならびにレギュラー企画が考えらえる…

あまり本を読まない中高生におすすめの日本の小説10作

又吉さんの芥川賞受賞がものすごく話題になりました。 又吉さんご自身もたびたび「本を読むきっかけになれば」と言いながら本を紹介していますが、個人的にはそのラインナップがとにかくとっつきにくい!笑 『火花』も1ページ目から読めるのか不安になる紙面…

地上で一番幸福な映画、『バケモノの子』

細田守最新作の『バケモノの子』、見てきました。土曜日、舞台でもある渋谷にて。 母親が死んでひとりぼっちになった少年・蓮は、渋谷を彷徨ううち出会ったバケモノ・熊徹を追いかけ、バケモノの世界で生きていくことを決めます。人間界の【渋谷】と隣り合わ…

『新潮』ならではの新たな読者獲得の方法を提案せよ

編集スパルタ塾課題4回目。 今回の課題は、文芸誌『新潮』の編集長・矢野さんからの、 【課題】「『新潮』ならではの新たな読者獲得の方法を提案せよ」 別の角度で言い換えれば、《「文学は好きだけど、文芸誌は縁遠い」という人を読者に取り込む方法を提案…

求愛ツアーが最高だったのでチャットモンチーの『共鳴』を語る

昨日行ってきました、「チャットモンチーの求愛ツアー♥2015」。最終日、zepp tokyo、対バンはGLAYさんで。もうこのライブが最高すぎて、しかもセットリストが 変身 きみがその気なら シャングリラ こころとあたま いたちごっこ 東京ハチミツオーケストラ 私…

「いい中学、いい高校、いい大学に行きなさい」の意味がやっとわかった

周りでも悩む友人が後を絶たない問題が今日のわたしにも降ってきたので、立場が変わる前に書くことにしました。結婚適齢期の女子なら結構な割合の人が受けているであろう、親からの「まだ結婚しないの攻撃」について。 子供は早く産んだ方がいい、って話をす…

朝日新聞のリソースでマネタイズできる新メディアを企画せよ

もはや塾のまとめブログみたいになっていて焦っていますが(だって2週にいっぺんやってくるから……)、今週の火曜日も編集スパルタ塾で、3回目のゲスト回でした。課題は「朝日新聞のリソース(コンテンツ・世界各国日本全国の取材網・宅配システムなど)を利…

1日1回、10年間の活動を作品にする

昨日は編集スパルタ塾のゲスト回2回目で、中村勇吾さんがいらっしゃる回だった。 今回わたしはプレゼンできなかったので、よくないものをアップして来年の受講生を戸惑わせることはしないようにしようと思うのだけれど(万が一見たい方がいたらお声がけくだ…

「映画に傷つけられたい」/『BRUTUS』2015年の映画特集を考えよ

課題が出てからちょうど2週間。 昨日が菅付雅信さんの編集スパルタ塾の2回目で、「『BRUTUS』2015年の映画特集を考えよ」に対する回答をプレゼンする日だった。 前回の講義の翌日からわたしがまず取り掛かったのは、とにかく「調べる」ということだった。わ…

自分の感性を疑いたくなる、という話

この4月からの1年は、どこかで見たときから気になっていた、菅付雅信さんの編集スパルタ塾に通うことにした。出版や広告の業界トップの方々がゲストでいらして、その目の前でプレゼンするという、概要だけでもスパルタな講座なのだけど、決して安くない金額…

1年謳歌してみて書く、電子書籍生活のススメ

わたしが増税前に駆け込みでiPad miniを買って電子書籍生活を始めてから1年。まだまだ周りでは「電子書籍っていいの?」って人がほとんどなので、生活の変化と電子書籍生活のメリットとポイントを書きたい。 個人的には電子書籍万歳! 元々紙の本大好きで、…

2014年、戦うようにドラマを見ていた

年末に駆け込みで、 2014年、アニメは癒しだった - 物語のなかをぐるぐる廻る っていう記事を書いて、あー本当にアニメは癒しだったなあ、癒されたいなと思ってつけてたなと思う一方で、ドラマは結構見ていたにも関わらず、それとはちょっと違った気がします…

願いがまるごと叶ったみたい - 実写化映画『海月姫』

映画『海月姫』、見てきました! もうとにかく良かった! 実はバラエティで見る能年玲奈さんはあまり得意じゃなくて、考え込む時間とか天然な発言にいつも「だ、大丈夫だろうか……」と不安になってしまうのと、映画キービジュアルの能年さんの顔が思い切りす…

恋を知る、『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』

今日の14時の回、ヒューマントラストシネマ渋谷で、映画『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』を見てきました。NARUTOはここ数年追いかけられてなかったから本当は行く予定なかったのだけど、スキマスイッチ好きの友人に誘われて、せっかくなので、ということで。…

俺マン2014を発表する

2012年から毎年、ネルヤさん主催の「俺マン」こと俺マンガ大賞に参加しています。 今年のマンガの話をしよう #俺マン2014 | nelja いつもはTwitterで書くだけなのだけど、今年はせっかくブログを書いてるから、ちょっとこっちで個別タイトルにも触れて2014年…

2014年、アニメは癒しだった

2013年の年末ぎりぎりからテレビが見られる環境になったこともあって、今年は思いっきり見たい限り映像を見た年でもあった。初めてのテレビ独占生活ものすごく堪能した。テレビっ子ではないし、なくても全然生きていけるし、実際テレビなしですごした1年半以…

2014から、2015へ。

漫画と映像は別エントリにしよう(長すぎるから)と思っているので、「2014」ってつく記事が無駄に多くなりそうな気がする。でもなんかこう、時は流れているから、がんがん年号を使っていこう。日付けがわかっていることの価値は資料的には大きいなーと思う…

キュン死に!!『ラブ★コン』

大人気だったのになぜか手にしなかったもの、いくつかあるんですけどそのひとつ。中原アヤさんの『ラブ★コン』。「わたしのマーガレット展」で昔の作品も読もうと思ったのも手伝って、一気読みしました。 当時はなんか、この作品のチャームポイントの賑やか…

『わたしのマーガレット展』を受けて、愛してやまない少女漫画を挙げてゆく

展示自体には、最終日前日に滑り込むように行ってから、随分時間が経ってしまいました。「マーガレット」の50周年を記念した、ときめきの『わたしのマーガレット展』。 わたしのマーガレット展 実感したのは、わたしは日本の少女漫画史のほんの最近の部分し…

19歳ですべてを決めること、舞台『ジャンヌ・ダルク』

「なぜ処女検査をしないのですか」 悪魔と契約していないことを示すためにそう申し出た人は確かに「女性」ではあったけど、全然「少女」らしくはなかった。後でインターネットを見て驚いた、あんなふうに喋っていたのが、若干17歳。「何をされるか分かって言…

25歳になった日は埼玉で王子様に会ってきた

4日に、25歳になりました。 なんかこう書くと若く見えるな、というのが最近の感覚で、それはたぶん周りが年上だらけになったからなんだと思う。「青二才です」って自己紹介してるみたいな感じというか、この年齢だけでなにか若気の至りを振りまきながら暮ら…

Happy 10th Anniversary, Perfume!!!

結成15周年、メジャーデビュー10周年。 9月21日はそんな特別な日で、かつずっと行われていた全国ツアーの最終日でもありました。と、いうことで、ネタバレ解禁!! ツアーと、それから今日のこと。 Perfume 5th Tour 2014 ぐるんぐるん ツアーには、17日水曜…

バブル期を生きていなくてもルパン三世はかっこよかった(映画『ルパン三世』)

8月30日公開、実写映画『ルパン三世』を見てきました。 原作があるものって色々難しい。もうこれは宿命なので充分に承知した上で、わたしは「ルパン三世」に関しては、アニメをちらっとみたことがあるだけ、漫画原作は完全に未読、という状態で行きました。 …

メタファーと消失の物語、『少年ノート』

3巻表紙のカラー絵がとても好き。この色彩。 書店でも色に惹かれて手に取った、『少年ノート』です。 『隠の王』の鎌谷悠希さんの作品。 ひとりの天才的なボーイソプラノの少年・ゆたかは、中学生にあがる春、河が海へ流れ着く街に引っ越してきます。 ゆたか…

「大丈夫。君の未来は絶対に明るい。」(『STAND BY ME ドラえもん』)

夕方18時すぎに始まる回だったこともあって、会場はほとんど大人だった。始まって1ヶ月経っていたけど、満席。今日、『STAND BY ME ドラえもん』を見てきました。 友達が「今度やるドラえもん見たいんだよね」って言ってきたときわたしは存在すらしらなくて…

2014年8月に夏の思い出になったこと

8月が終わりました。 9月になったことの信じられなさ!! やっぱり夏だけは終わってゆくものだなあ。 8月は、マーニー展など以外にもいくつかイベントに行ったので、忘れないうちに書いておく。 8/9 サンドウィッチマンライブツアー2014 紀伊国屋サザンシア…

『思い出のマーニー×種田陽平展』がすごく良かった

割引券をもらったので行ってきました、『思い出のマーニー×種田陽平展』。 両国駅からすぐの江戸東京博物館にて。 駅前で夏祭りをやっていましたが、それ以外はまったり静かなところで、日曜の午後にも関わらず(お盆だったから?)館内もいい感じの空き具合…

そのひとを最後まで愛するひとはだれなのか(『思い出のマーニー』より)

公式サイト:http://marnie.jp/index.html 『思い出のマーニー』はあまりにも自分から遠い位置にあった、というのが、映画館を出ながら最初に思ったことでした。良い悪いではなく、わたしにとっては共感からはほど遠かった。そして、それ自体がものすごく興…